2021.04.30

5連勝で波に乗る川崎ブレイブサンダース、シーズン最終節に連勝して東地区2位の可能性を残したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダース vs サンロッカーズ渋谷(@川崎市とどろきアリーナ)
第1戦:5月1日18時5分 第2戦:5月2日15時5分

 シーズンを折り返してから尻上がりに調子を上げ、第96回天皇杯の優勝でさらに一段ギアが上がった感のある川崎ブレイブサンダース。その勢いはとどまることを知らず、第35節は天皇杯決勝の再戦となった宇都宮ブレックスをアウェーで連破した。

 第1戦は我慢を強いられるディフェンス合戦の中で、相手にフリースローを4本しか与えなかったことが大きく、篠山竜青パブロ・アギラールがそれぞれ3スティールと持ち味を発揮したことも勝利に結びついた。第2戦もそのディフェンスのクォリティを維持する中、アギラールとともにダブルダブルを記録したジョーダン・ヒースは4スティールと2ブロックもマーク。ニック・ファジーカスを含めたビッグラインアップの完成度も日に日に高まっている。

 サンロッカーズ渋谷も前節はレバンガ北海道に連勝。第1戦は野口大介、第2戦は関野剛平が得点で貢献し、古巣を返り討ちにした。ディフェンス面でもファウルの多さを改善し、1戦目が17個、2戦目は12個まで減らした。特に第1戦は64失点と少なからず成果を得られた印象がある。

 レギュラーシーズン最終節に連勝して東地区2位フィニッシュの可能性を残したい川崎に対し、SR渋谷も代替開催となる第30節を含む残り3試合は負けられない。川崎が3日前に試合を消化していることから、SR渋谷は十八番のプレッシャーディフェンスからトランジションオフェンスを繰り出し、相手の体力を奪えば大きなアドバンテージになるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
青木保憲
篠山竜青
増田啓介
辻直人
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人

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