2021.05.08

新潟アルビレックスBBは佐藤公威の活躍に期待…島根スサノオマジックは10連勝フィニッシュを目指す

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBB vs 島根スサノオマジック(@シティホールプラザアオーレ長岡)
第1戦:5月9日13時5分 第2戦:5月10日19時5分

 中止された試合の代替開催が進み、B1のレギュラーシーズンは新潟アルビレックスBB島根スサノオマジックが“トリ”を飾る。いずれもチャンピオンシップ進出を果たせなかったが、この2戦ですべてを出し尽くしたい。

 本来最終節であった第36節、新潟は横浜ビー・コルセアーズに連敗。欠場したアレン・ダーラムの穴はロスコ・アレンが2戦とも40分フル出場で埋めたが、全体的にディフェンスが甘かった印象は否めず、ダーラムが契約満了で退団したことでこの2試合はなおのことディフェンスにフォーカスする必要がある。2日前に開催予定だったアルバルク東京戦が中止されてしまったが、中7日と休養が取れたことは前向きに受け止められる。

 絶好調の島根は、ホーム最終戦の第36節も2戦ともターンオーバーが1ケタで計61アシストとオフェンス面は会心の内容。中でもペリン・ビュフォードは連日トリプルダブルに近い活躍を見せ、京都ハンナリーズを退ける原動力となった。西地区5位が確定し、この新潟戦を消化すればB1で60試合を完遂した数少ないチームの1つとなる。そして、目指すは10連勝フィニッシュだ。

 厳しいシーズンを過ごした新潟の中で、この最終戦に期待を寄せたいのは佐藤公威。自身のキャリアの中でも特に苦しいチーム成績だったが、そんな時にこそ長いキャリアで培ったリーダーシップを発揮する時。相手が古巣というのも十分な発奮材料であり、その連勝を止めることは大きなモチベーションになっているはずだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平 ※インジュアリーリスト
西田優大
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
水野幹太
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

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