2021.05.14

琉球ゴールデンキングスと富山グラウジーズの“矛盾対決”は激戦の予感

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

琉球ゴールデンキングス vs 富山グラウジーズ(@沖縄アリーナ)
第1戦:5月15日13時5分 第2戦:5月16日13時5分
第3戦:5月17日19時5分(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 bjリーグラストシーズンのファイナルの顔合わせが、Bリーグのチャンピオンシップで再び激突する。その対戦では琉球ゴールデンキングスに軍配が上がり、過去の実績も琉球が上回っているが、今シーズンの直接対決は1勝1敗。富山グラウジーズのオフェンス力は琉球にとっても脅威であり、激戦が予想される。

 最終節の後に代替試合を3試合消化した琉球は、京都ハンナリーズとの第1戦でようやく沖縄アリーナでの初勝利を挙げた。しかし、続く第2戦は第3クォーターまでの12点ビハインドを猛追したものの2点届かず黒星。最後の7試合で2勝5敗と負けが込み、そのうち4敗が沖縄アリーナだった。このクォーターファイナルを制し、沖縄アリーナに良いイメージを植えつけたい。

 富山は宇都宮ブレックスとともに、第36節までに全60試合を消化。この琉球戦が13日ぶりの試合となる。最終節のレバンガ北海道戦は2戦とも100得点に迫り、破壊力を存分に発揮した。第1戦は日本人選手が計78得点、2戦目は外国籍選手の2人で計61得点と、オフェンス面はCSに向けて仕上がっている。

 第24節の直接対決は互いに今シーズンの課題が表れた。琉球は第2戦に勝利したが、38本ものフリースローを献上。そして富山は、それを15本外したのが敗因の一つ。両者がその課題を克服できるかという点は、少なからず勝敗に影響するだろう。また、大きいアリーナでの試合経験を考えると、富山では水戸健史城宝匡史の働きもカギになりそうだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ
ジャック・クーリー
牧隼利

・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜 ※特別指定
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

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