2021.05.27

2季ぶりのBリーグファイナル…栄冠を勝ち取るのは宇都宮ブレックスか、千葉ジェッツか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

宇都宮ブレックス vs 千葉ジェッツ(@横浜アリーナ)
第1戦:5月29日15時5分 第2戦:5月30日15時
第3戦:6月1日19時5分(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 B1ファイナルが2シーズンぶりに横浜アリーナに帰ってくる。過去に2度この大舞台に立った千葉ジェッツは、3度目の正直を目指す。対する宇都宮ブレックスは4シーズンぶりのファイナルであり、天皇杯で準優勝に終わった悔しさを晴らす機会だ。

 クォータ―ファイナルでサンロッカーズ渋谷を退けた宇都宮は、激戦が予想されたセミファイナルも川崎ブレイブサンダースを連破した。相手のビッグラインアップに対してインサイドを強調した布陣が見事に的中。25本ものオフェンスリバウンドで第1戦のロースコアゲームを3点差で制すると、2戦目はLJ・ピーク渡邉裕規らが高確率で3ポイントシュートを炸裂させて96得点の大勝を収めた。

 一方の千葉は、琉球ゴールデンキングスに先勝しながらも第2戦を落とし、第3戦で決着。スタッツ上はギャビン・エドワーズと外国籍選手が目立ったが、コー・フリッピン原修太の躍動も目を引いた。特にフリッピンは勝利した2試合でいずれも11得点。宇都宮にとっては警戒すべき選手が1人増えた印象だ。

 今シーズンの対戦成績は宇都宮の3勝1敗。千葉はディフェンス面の修正も必要だが、60点台に抑えられた試合が2試合あり、宇都宮のディフェンスへの対応はより重要となる。そのカギになるのはやはり富樫勇樹。その勝利への執念でチームを活気づけなければならない。対する宇都宮では、大舞台になるとスイッチが入る比江島慎の支配力が最大の見どころだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

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