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6月4日、Bリーグはオンラインにて「B.LEAGUE AWARD SHOW 2020-21」のDAY2を開催。『レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)』シーホース三河の金丸晃輔が選出された。
金丸は、192センチ88キロでスモールフォワードを務める。今シーズンはレギュラーシーズン53試合に出場し、889得点(平均16.8得点)62アシスト(同1.2アシスト)を記録。フィールドゴール成功率は49.3パーセント、得意とする3Pシュートの成功率も46.6パーセントという数字を残した。
東京オリンピックに向けた日本代表候補の強化合宿参加メンバーにも選出されている同選手は、リーグを代表するポイントゲッター。初の受賞に際し、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2020-21」に出演した金丸は「頭が真っ白ですね、信じられないです。いつかは取りたいと思っていて、5年目、ようやく取れてうれしい限りです」とコメントした。
表彰では、小学校時代のコーチや高校の同級生である橋本竜馬(レバンガ北海道)やパナソニック時代のチームメートにシーホース三河からは鈴木貴美一ヘッドコーチや根來新之助らがメッセージを送った。終盤のVTRには娘と息子たちも登場。2人が書いた『パパおめでとう』と書かれた手書きのイラストが会場の金丸の手元に届くと「泣きそうですね。家族の存在は大きいです」とそのイラストをじっと見つめていた。
「今の映像を見ていても、一人の力でここまで来たのではないということは明確で、いろんな人に助けられ、教わって、時には怒られたりもしましたけど、今まで携わっていただいた方に感謝しかないです」と金丸。
また、「個人的に話になるのですが、今年に入って実の弟が亡くなって…。弟に最高のプレゼントというか……弟から頂いたものかなと思います。応援してくれていたし、毎試合見てくれていたので、やっとMVP取ったよと報告したいです」とも涙をこらえながら語った。
最後には「長いシーズン応援ありがとうございました。(MVPは)ファンの声援があったからこそだと思います。シュートが入る時もあれば入らない時もありました。入らない日が続いても常に応援してくださいましたし、入る時はかなり大きい声援をいただいて感謝しかありません。勝たせてあげられなかったという思いがありますが、また来年、一皮むけたプレーを見せられればと思います」と力強い言葉を残していた。