2021.07.08

<橋本竜馬のバスケ脳>⑫厳しいシーズンだとしても 若手の成長、肌で感じた

北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 厳しい成績に終わった今季ですが、チームメートのすごさや若手の成長を肌で感じられたことも多々ありました。

■メイヨ大活躍
 中でもレバンガで初めてBリーグ得点王に輝いたメイヨは素晴らしい活躍でした。器用でシュート精度が高い上、シュートレンジ(範囲)も広い。シュートを打つまでの技術もある。開幕当初からコンスタントに点を取り、それが10試合続いて、この先も得点を量産していくと思いました。

 昨季、在籍していた千葉では今季ほどの出場時間を与えられていなかったので、今季は結果を残して自分の価値を上げたいという気持ちがあったと思います。1試合平均の出場時間が昨季より10分ほど増え、ボールに触る回数も多くなり、得点を重ねるごとに自信を付けプレーに磨きがかかっていました。本当にチームを助けてくれました。

■山口&中野奮闘 来季はもっと

 特別指定選手として昨年12月に加入した山口も攻撃面を引っ張ってくれました。インサイドに切り込んでも焦らずにシュートを打てる技術はすごいし、3点シュートもうまいです。

 そこにフィジカル面やチームを背負っていくんだという力強さが加われば、さらに成長できるはず。チームを背負うという気持ちに対し、周囲はまだ早いと思うかもしれないが、僕はそんなことはないと思っています。チームが厳しい状況にあるときこそ、自分がやってやるんだという気持ちになってほしい。それができればレバンガにとって素晴らしい選手を獲得したと本当の意味で言えると思います。

横浜戦で守備をする中野(中央)=4月7日

 攻撃の中心だったテイラーが4月中旬からけがでベンチ外となった後は、中野が奮闘してくれました。2019年2月の加入時からシュート力を武器にしていましたが、今季はドライブからのレイアップにも進化を見せています。

 あとは不調のときでもシュートを打ち続けられるか。調子が悪いから今日は2本に抑えようとかではなく、打ち続けるのがシューターだと思っています。中野の場合、調子が悪くても打ち続けるときはあるが、消極的に見える日もあるのでそこが課題でしょう。

■努力は報われる
 1月中旬に右肘脱臼などで離脱した内田は、厳しいシーズンだったと思います。たくさんのことを感じたと思いますが、この先のバスケ人生にこの経験を前向きに生かしてほしいですね。

 若手に総じて言えることは、チャンスをものにしてやるという気持ちで取り組んでほしいということ。来季に向け、なりたい自分の姿を想像してオフもトレーニングに打ち込む選手もいると思いますが、その努力はいつか報われると思っています。

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