2021.09.30

【富山vs信州】スタイル、新加入選手ともに対象的な両軍、注目は小野龍猛と岡田侑大

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

富山グラウジーズ vs 信州ブレイブウォリアーズ(@富山市総合体育館)
第1戦:10月2日18時5分 第2戦:10月3日13時5分

 昨シーズンは敵地で開幕を迎えた富山グラウジーズだが、2021−22シーズンの開幕戦はホーム・富山市総合体育館での2連戦。相手はB1昇格2年目の信州ブレイブウォリアーズだ。昨シーズンはリーグ1位の平均得点89.2を叩き出した富山と、リーグ2位となる75.0失点の信州による対戦は、まさに“矛盾対決”と言える。

 今シーズンを迎えるにあたり、両チームの指揮官は続投。しかし、新たに加わった日本人選手の顔ぶれは実に対象的だ。富山は前田悟松脇圭志といった若手に代わり、晴山ケビン松井啓十郎小野龍猛が加入。経験ある3選手を獲得した富山に対し、信州は熊谷航前田怜緒岡田侑大という、これから大きな伸びしろが期待される選手を迎え入れた。

 この差が両チームにとってどんな影響を与えるかは、開幕戦のみならずシーズン中の楽しみではある。だが、今回の開幕節で注目すべきは、さっそく昨シーズン在籍していた古巣と対戦する小野と岡田だろう。

 信州から富山へ移籍した小野は、今シーズンのキャプテンに就任。コート内外でチームを支えるベテランとして、まずは初陣の勝利に貢献したいところだ。対する岡田は、昨シーズンは22試合の先発ながら、平均22.3分のプレータイムで主力を担った。2020−21シーズンの信州は安定のディフェンス力を披露した一方で、攻撃ではB1最下位に沈んだ。岡田のオフェンス力がチーム浮上の1つのカギを握っており、開幕戦からその力を発揮できるか。

文=小沼克年

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
ヤンジェミン
井上裕介
西山達哉
熊谷航
栗原ルイス
前田怜緒
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
三ツ井利也
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

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