2021.10.07

【滋賀vs茨城】滋賀はホーム連戦という地の利を生かしたい、茨城は攻撃面の課題を解決できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスターズ vs 茨城ロボッツ(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:10月9日17時5分 第2戦:10月10日14時35分

 キーファー・ラベナの日本デビュー戦にしていきなりの兄弟対決となった三遠ネオフェニックス戦。滋賀レイクスターズは前半で17点、第3クォーター終了時でも11点あったビハインドをはね返し、開幕戦を見事な逆転勝利で飾った。11得点8アシストのラベナのほかにもオヴィ・ソコが18得点11リバウンド。2人はともに3スティールも記録している。第2戦は逆に前半の15点リードを守りきれず、延長の末に逆転負けを喫したが、ラベナとソコはそろって20得点に乗せ、ショーン・オマラ柏倉哲平も2戦を通じて数字を残すなど、収穫は多かった。

 昇格組では群馬クレインサンダーズ宇都宮ブレックスに連勝と最高のスタートを切ったが、茨城ロボッツ秋田ノーザンハピネッツに連敗。2戦とも80点台前半という失点は必ずしも悪い数字ではないが、第1戦で63点、第2戦で57点という得点数は明確な課題。エリック・ジェイコブセンとハビエル・ゴメス・デ・リアニョが不在だったとはいえ、反省材料が多々見つかるB1デビューとなった。ただ、開幕節で秋田のディフェンスの強度とアウェーの圧を体感できたことは前向きに受け止めたい。

 開幕節と第2節をいずれもホームで戦えるのは22クラブ中4クラブ。その1つである滋賀は、そのメリットを生かしたいところだ。昨シーズンから残った2人のうち、野本大智は第1戦こそ無得点だったが、第2戦は14得点3スティール。滋賀ブースターの後押しを受け、今節も躍動が期待される。

文=吉川哲彦

■ロスター
・滋賀(HC:ルイス・ギル)
オヴィ・ソコ
澁田怜音
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
トビンマーカス海舟
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
遥天翼
福澤晃平
西川貴之
多嶋朝飛
チェハーレス・タプスコット
中村功平
髙橋祐二
マーク・トラソリーニ
エリック・ジェイコブセン
ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ
平尾充庸
鶴巻啓太
谷口大智

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