2021.10.07

【三遠vs新潟】サーディ・ラベナとコービー・パラスのフィリピン有望株対決は必見!

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

三遠ネオフェニックス vs 新潟アルビレックスBB(@浜松アリーナ)
第1戦:10月9日18時5分 第2戦:10月10日14時5分

 アジア特別枠のフィリピンの有望株たちは必見。ホーム開幕戦を迎える三遠ネオフェニックスが、新潟アルビレックスBBと対戦する。

 三遠は開幕節で1勝1敗。滋賀レイクスターズに第1戦は最大22点差からの逆転負けを喫したが、第2戦は最大18点差を第4クォーターで追いつき、延長戦を制した。滋賀のアジア特別枠選手であるキーファー・ラベナとの兄弟対決が注目された弟のサーディ・ラベナは、両日ともに活躍し、とりわけ第2戦は21得点の記録。チームもディフェンスで圧力をかけ、速い攻撃に持ち込んだことが功を奏した。ただ、2戦合計でターンオーバー35個は改善が必要だ。

 新潟も開幕節の星は五分。第1戦を落としたが、第2戦は5人が2ケタ得点をマークして1点差の試合をモノにした。勝利の立役者は前日、終盤の決定機を逃した納見悠仁が汚名返上とばかりに決勝点を含む16得点を挙げたことだが、アジア特別枠のコービー・パラスも2戦連続で存在感を発揮。シュート成功率に苦しんだが、198センチのサイズから繰り出される強烈なアタックは、チームの起爆剤になることを印象づけた。

 三遠は今節、新潟・パラスと外国籍選手2名が同時出場するON3の時間帯をどう守るのか。杉浦佑成津屋一球らディフェンスに定評がある選手の働きが重要だが、それ以上にチームとしてもタフショットを打たせる仕掛けをしたい。対する新潟は、ラベナらが絡むディフェンスから勢いに乗った攻撃に要警戒。開幕節に30点以上喫した速攻からの失点を減らすことが、勝利へのカギになる。

文=大橋裕之

■ロスター
・三遠(HC:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス
松脇圭志
エリアス・ハリス
田渡凌
津山尚大
津屋一球
山内盛久

・新潟(HC:平岡富士貴)
岡本飛竜
星野曹樹
大矢孝太朗
ジェフ・エアーズ
コービー・パラス
木村圭吾
チリジ・ネパウェ
綿貫瞬
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
遠藤善

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