2021.10.07

【京都vs大阪】今季初の京阪ダービー、勝負のポイントはリバウンドにあり

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

京都ハンナリーズ vs 大阪エヴェッサ(@京都市体育館)
第1戦:10月9日18時5分 第2戦:10月10日14時5分

 ともに開幕節は2連勝を逃した京都ハンナリーズ大阪エヴェッサ。今シーズン初の京阪ダービーを制するのはどちらか。

 京都は前節、新潟アルビレックスBBに1勝1敗。第1戦はスタートダッシュに成功し、ゾーンディフェンスをおり混ぜながら、相手の攻撃を食い止めて先勝。デイヴィッド・サイモンジャスティン・ハーパーが20得点以上をマークした。しかし、第2戦は残り2分を切って5点リードからの逆転負け。勝負どころでサイモンにボールを集めたが、相手のタイトなディフェンスに阻まれた。

 一方、大阪もシーホース三河と星を分けた。先勝した第1戦は、新加入の竹内譲次が両軍最多14リバウンドを奪うなどゴール下の争いで圧倒。司令塔のディージェイ・ニュービルは第4クォーター終盤に自身のミスショットをオフェンスリバウンドでフォローし、ファウルによって獲得したフリースローを沈めて勝利の立役者になった。しかし、第2戦はリバウンド争いで敗れ、速攻から24点を献上し敗戦。走るバスケの鍵はやはり球際の争いだった。

 今節、攻防のポイントはリバウンドだろう。京都は現在、3人目の外国籍選手をB1初挑戦のワース・スミスで補っているため、万全ではない。サイモンやハーパーにかかる負担が大きいだけに、スミスや永吉佑也が踏ん張ることはもちろん、ガード陣を含めて球際で競り勝ちたい。対する大阪は、ゴール下で優位に立ち、強みを発揮できるか。ディフェンス面では鈴木達也とサイモンの新ホットラインに要警戒だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・大阪(HC:天日謙作)
青木龍史
ケドリック・ストックマン・ジュニア ※特別指定
エリエット・ドンリー
ジャワラジョセフ
ザック・モーア
中村浩陸
橋本拓哉 ※インジュアリーリスト
竹内譲次
合田怜
カイル・ハント
ディージェイ・ニュービル
木下誠
アイラ・ブラウン
ペリー・エリス

・京都(HC:小川伸也)
ワース・スミス
會田圭佑
久保田義章
内田旦人
満田丈太郎
秋山皓太
鈴木達也
細川一輝
加藤寿一
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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