2021.10.07

【島根vs北海道】ホーム連戦を戦う島根、40分走り続けるバスケットで北海道撃破を狙う

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

島根スサノオマジック vs レバンガ北海道(@松江市総合体育館)
第1戦:10月9日18時35分 第2戦:10月10日13時35分

 島根スサノオマジックは開幕節に続き、2週連続のホームゲームで強烈な印象を残せるか。相手は今シーズン初勝利を目指すレバンガ北海道だ。

 ポール・ヘナレ新HCの下、島根は初戦で王者・千葉ジェッツに100点ゲームで勝利を収めた。第2戦では敗れ、2連勝こそ逃したがトランジションバスケを40分間貫いた。とりわけ新戦力の安藤誓哉は前所属のアルバルク東京とは対照的に、攻撃的な司令塔としてチームをけん引。ペリン・ビュフォードら継続選手も攻防両面で存在感を示し、第2戦は新加入の一人、金丸晃輔が5得点にとどまったが、終盤まで逆転の可能性を感じさせた。

 一方、北海道は広島ドラゴンフライズに2連敗。両日ともにリバウンドの局面で競り負けるシーンが多く、速攻からの失点が目立った。ただ、このボール奪取さえできれば、流れを引き寄せる力があることを証明したことも確かだった。2点差の惜敗だった第2戦は第3クォーターで司令塔・寺園脩斗を起点に、デモン・ブルックスら外国籍選手によるオフェンスや、インサイドアウトから中野司らが3ポイントシュートを射抜いて劣勢を挽回した。

 今節の注目は、北海道がどういったペースでゲームを進めるのか。前節、千葉でさえもケガ人がいたとはいえ、第2戦は島根との走り合いを避け、ペースをコントロールした。対する島根は走る展開だけでなく、ハーフコートでボールを回し、チームで攻撃を作れるか。新加入のニック・ケイを起点にパスをつなぎ、金丸の3ポイントシュートが決まれば、良いリズムが生まれそうだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・島根(HC:ポール・ヘナレ)
後藤翔平
ペリン・ビュフォード
安藤誓哉
ニック・ケイ
山下泰弘
北川弘
リード・トラビス
阿部諒
金丸晃輔
白濱僚祐
小阪彰久
ウィリアムスニカ

・北海道(HC:佐古賢一)
橋本竜馬
ナナーダニエル弾
牧全
寺園脩斗
ダニエル・ミラー
中野司
桜井良太
玉木祥護
山口颯斗
ショーン・ロング
デモン・ブルックス
葛原大智

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