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10月10日、各地でB1リーグ第2節が開催され、アルバルク東京は富山グラウジーズと対戦。GAME1に96-71で勝利したA東京は、第1クォーターこそ31-30と得点の奪い合いになるが、続く第2クォーター以降は徐々にリードを広げていき、後半では富山を圧倒する。最終スコア114-81で快勝し、ホームで連勝を飾った。
試合後にメディア対応を行ったザック・バランスキーは「相手はすごくタフなチームで(ジュリアン・)マブンガ選手と(ジョシュア・)スミス選手を中心に守りづらいです。それでも、チーム全体で守って、リバウンドを取って走れたのかなと思います。特に後半からは自分たちの流れに持っていって、2試合とも勝利することができました」とホームでの連勝を振り返った。
また、富山との2連戦で、スターターとして出場したことについては「うちのチームは全員がスターター級の選手だと思っています。個人的にはスターターやベンチ出場は関係なく、やるべきことは決まっているので、いつもと気持ちは変わりませんでした。ただ、試合の入りはディフェンスをソリッドにやって、序盤からからいい流れで入れるようには意識しました」とコメント。
バランスキーはGAME2で26分15秒の出場時間を得ると、14得点7リバウンド1アシストをマーク。放った4本の3ポイントシュートをすべて沈めるなど、高確率に得点を重ねて存在感を示した。
GAME1で96得点、GAME2で114得点とオフェンスが好調なことについて聞かれたバランスキーは「新たに5選手が入ってきて、まだお互いのことを知っていく段階です。それが徐々に噛み合ってきて、いい方向に向かっています。オプションもすごく増えているので点数も取れていますけど、そこに重点を置くより、失点にこだわってやっていきたいなと個人的には思っています」と話し、ディフェンスの重要性を言及。
オフシーズンに大きく補強に動いたA東京だが「みんなすごい能力でバスケットボールIQの高い選手ばかりです。僕たちアルバルクのシステムにもどんどん馴染めていて、日に日にチームの完成度が上がっています」と語り、新加入選手とのケミストリーの構築も順調なようだ。
また「チームに在籍して3番目に長い選手(8年目)になったので、もうちょっとリーダーシップを発揮していかなきゃいけない」と話すバランスキーは、毎年10月にはピンクリボン運動の一環として、ピンクのバッシュを履いてプレーをしている。「プロの舞台を活かして、バスケット以外のことも発信できるのは素直にうれしいし、1人でも多くの人に広がればいいなと思っています」
第3節ではバランスキーにも馴染みのある長野県のチーム、信州ブレイブウォリアーズとホームで対戦する。「出身の長野ですが、一度も信州のホームでゲームをやれてないので、そこは今後楽しみにしています」とコメントしつつ、最後は信州戦へ意気込みを語った。
「信州もすごくしっかりしたチームで(アンソニー・)マクヘンリーと(ウェイン・)マーシャルを中心にした、IQの高いチームだと思っています。A東京とやっているバスケットもちょっと似ているので、僕たちの方がレベルが上だということを証明できたらいいなと。同じ高校、大学の後輩でもある三ツ井(利也)にも負けていられないなという思いもあります。個人的には楽しみな一戦です」