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『B MY HERO!』
10月10日、各地でB1リーグ第2節が開催され、アルバルク東京は富山グラウジーズと対戦。GAME1に96-71で勝利したA東京は、第1クォーターこそ31-30と得点の奪い合いになるが、続く第2クォーター以降は徐々にリードを広げていき、後半では富山を圧倒する。最終スコア114-81で快勝し、ホームで連勝を飾った。
ベンチから出場した小島元基は20分8秒のプレータイムを得ると、14得点9アシスト1リバウンドをマーク。ゲームメイクに加えて、放った3本の3ポイントシュートをすべて沈めるなど、得点面でも存在感を発揮した。
試合後にメディア対応を行った小島は「第1クォーターは得点の入れ合いになったんですけど、そこから徐々に自分たちらしいディフェンスが出てきました。最終的にはいい終わり方だったかなと思います」と試合を振り返った。
開幕4試合を終えて自身のプレーへの手応えについて聞かれると「普通ですね。別に悪くもないし、良くもない。シーズンは本当に長いので、あまり一喜一憂せず、ある意味平行線でやっていきたいと思っています」と冷静にコメント。シーズンを通して、安定感のあるプレーが必要だと語った。
オフシーズンに、ライアン・ロシターやセバスチャン・サイズと新たなインサイドプレイヤーが加入したA東京。小島は司令塔として、昨シーズンとの変化について語った。
「ある意味ロシターってポイントガードですから、頼り過ぎるのもダメかなと思いますけど、いい意味で任せちゃう部分も増やしていこうかなと。サイズ選手はかなり動けるので、そこをうまく活用していいオフェンス、ディフェンスをやっていけたらなと思います。まず今の段階はそう感じながらやっています」
アレックス・カークも含め、タイプの違うビックマンが揃っていることは、目標である王座奪還に向けて、A東京の大きな強みとなる。
「アレックスとは一緒に入ってきてもう5年目になりますけど、相変わらずシュートが入ります。でもそれに頼り過ぎないようにバランスを考えて、自分もレベルアップしていきたいと思っています。ロシター選手とは、彼を僕が使いつつ、また僕をロシター選手にうまく使って欲しいです。サイズ選手ともピックアンドロールからダイブやポップと、バランスをとってやっていきたい。3人とコミュニーケションをとって、もっといいプレーが作れるようにやっていきたいと思っています」
この強みを最大限に活かすには、司令塔の巧みなゲームメイクが必要となる。同じくポイントガードのジョーダン・テイラーが加入し、チーム内の競争力も高まることが予想されるが「昔からそうですけど、調子がいい人が出場すればいいと思いますし、もちろん競争はしますけど、今年のチームの目標に合っている人が出ればいいかなと。ただ、状況に応じて何をコールするのかは、自分の方がたぶん正しいことができるかなとは思っています。何となくルカ(・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ)が言うことも分かりますし、その時にそういった部分は活きるんじゃないかなと」と語り、在籍年数の長い小島は自信を覗かせた。
最後はホームで行われる、第3節の信州ブレイブウォリアーズ戦に向けて、意気込みを語った。
「開幕2連敗から今週は2連勝して、とりあえず勝ち星が大事だと思っています。また信州戦の準備をして、いい状態で試合を迎えるられるようにやっていきたいです」