2021.10.12

宇都宮との激戦制した川崎…指揮官は「選手がしっかり修正してくれた」と労う

川崎の佐藤HCは「選手がしっかりと修正してくれた」労った[写真]=B.LEAGUE
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 10月8日から10日にかけて各地でBリーグ第2節が行われ、川崎ブレイブサンダースが敵地で宇都宮ブレックスと対戦した。

 昨シーズンのチャンピオンシップ、準決勝と同じ顔合わせとなったこのカード。ホームでの開幕戦を2連勝で終えた川崎は、第1戦で宇都宮のプレッシャーディフェンスに屈して68−77で敗れた。だが、翌日の第2戦は一進一退の攻防が繰り広げられ、試合残り1分16秒の時点で76-76。終盤までどちらに転ぶか分からない激戦となったが、残り10秒でニック・ファジーカスのシュートをジョーダン・ヒースがプットバックで沈め、2点のリードを得る。その後宇都宮の攻撃を抑え、78−76でリベンジを果たした。

 川崎を指揮する佐藤賢次ヘッドコーチは激戦を終えたあとの会見で、「やっぱり簡単には勝たせてもらえないし、タフな試合だった」と回想。「敗戦を受けてやるべきことを共有して、しっかり修正してコートで表現してくれた選手のおかげです。よく頑張ってくれた」とねぎらった。

 第1戦では宇都宮の激しいプレッシャーから速攻を許し、ファストブレイクからの得点を18も挙げられてしまったが、第2戦ではファストブレイク得点を半分の9まで抑えることに成功した。ディフェンス面での修正が勝利につながったが、それに大きく貢献したのが長谷川技だ。長谷川は第2戦で今シーズン初先発を果たしたが、「長谷川選手が比江島選手と長年ずっとやりあっているので、こちらからディフェンスでファーストパンチをという意図で起用した」と語る佐藤HCの狙いどおり、要所で相手のエースを封じたことが勝利につながった。

 チーム全体で意思統一を図り、課題をしっかりと修正して強豪を撃破した川崎。次節は、西地区5連覇を狙う琉球ゴールデンキングスとアウェーで対戦する。

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