2021.10.21

【富山vs琉球】今季初勝利を目指す富山…琉球撃破へはディフェンスの立て直しが必須

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

富山グラウジーズvs 琉球ゴールデンキングス(@富山県西部体育センター)
第1戦:10月23日18時5分 第2戦:10月24日13時5分

 富山グラウジーズは今シーズン3度目のホームゲームで、初勝利なるか。相手はB1屈指のリバウンド力を誇る琉球ゴールデンキングスだ。

 富山は開幕から6戦勝ち星無しと、苦境が続く。前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は両日ともに失点が90点を越えた。とりわけ課題はターンオーバーに起因する失点と、サイズのある選手をそろえながら綻びが見られるペイントエリアのディフェンス。リバウンドではジョシュア・スミスらが互角に競り合い、水戸健史らのガード陣の好守が光る時間帯もあるだけに、個の力をチームとして結集させたいところ。

 一方、琉球は前節、川崎ブレイブサンダース戦で先勝しながらも、2節連続で同一カード2連勝とはならなかった。ただ、第2戦は相手のディフェンスに押し込まれて流れを失いながらも、最後まで食い下がった。B1屈指のリバウンダーであるジャック・クーリーに加えて、途中出場のアレン・ダーラムや、小寺 ハミルトンゲイリーが球際の攻防で存在感を見せている。過去6戦を振り返ってもリバウンド総数で上回る試合が多い。

 富山は初勝利をつかむためにも、ペイントエリアへのディフェンスを立て直せるか。リバウンドの攻防で琉球を抑え、並里成らガード陣と外国籍選手によるピック&ロールに警戒したい。

 対する琉球は、ここまで攻撃が低調な富山とは言えスミスとジュリアン・マブンガに勢いを与えたくない。攻撃では機動力のないスミスを突き、防御ではリバウンドをキープし、ファウルトラブルに陥らないようゲームを進めたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・琉球(HC:桶谷大)
小寺ハミルトンゲイリー
並里成
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇 ※インジュアリーリスト
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

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