Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
10月5日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』が2021-22シーズンの初回配信を迎え、ゲストとして川崎ブレイブサンダースの篠山竜青が出演した。
出演パート冒頭のインタビューで、7年間に渡って務めたキャプテンを後輩に譲った件について尋ねられた篠山は、「今年は東京五輪があったり、川崎としても辻直人選手の退団があったり、自分としても川崎としても一区切りという感覚がすごくあったんです。自分も立場を変えるべきかなと思い、『若い子に譲れるのなら今年は譲ろうかなと思っています』と佐藤賢次さんに伝えました」と交代の経緯を明かした。
そして新キャプテンに任命された藤井祐眞については、「人一倍勝ちたいという思いをコートで表現できる選手だと思うので、その背中を変わらずに見せ続けてくれればいいと思います」と期待のコメント。
さらに「祐眞に対して『キャプテンだからああしろこうしろ』とは全く思っていなくて、どちらかというと周りがいかにキャプテンを担ぐかという方が大事。どんな時でもしっかり祐眞をサポートして、周りが藤井キャプテンを作っていく。その一端を担えるように自分もサポートできたらいいなと思っています」とチームメートともに新キャプテンを支えていく姿勢を示した。
そんな篠山は、番組タイトルに掛けた「篠山選手が思うBリーグのヒーローを教えてください」という質問に対しては「いないっす(笑)」とまさかの回答。その裏には篠山自身の“ヒーロー”という存在に対する強いこだわりがあったようで、以下のように補足した。
「『ピンポン』と松本大洋さんが描かれてる漫画がすごく好きで、それに“ヒーロー”というキーワードがたくさん出てきていて。“ヒーロー”という言葉に対してこだわりが強いというか、固執したものがあるんです。今のBリーグには“スター”はいるけど“ヒーロー”はいないなという感覚なんです」
その後も「“スター”はすごい高そうなハイブランドのロングコートを着ていて、オシャレでなんか手が届かない感じ。“ヒーロー”はもうちょっとアメカジ寄りで親しみやすい」など、独自のヒーロー論を展開した篠山。それを踏まえたうえで、「藤井祐眞はヒーロー色強いな」と名前を挙げ、その理由を以下のように話した。
「髪の毛もボサボサだし本当にバスケが大好きで洋服も動きやすかったらいいみたいな、そういう感じがあるけどコートに入った時には力を発揮するし、真っ直ぐで一直線な感じ、ああいうのが“ヒーロー”かな」
このほかにも、篠山はBリーガー以外でヒーローだと感じる存在についてや、今シーズンにかける思いなどを番組内で熱く語った。番組のアーカイブはバスケットボールキングのYouTubeで視聴可能となっている。