2021.11.04

【信州vs秋田】ディフェンスを売りとするチームの対戦…信州は岡田が勝負のカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

信州ブレイブウォリアーズ vs 秋田ノーザンハピネッツ(@ホワイトリング)
第1戦:11月6日15時5分 第2戦:11月7日15時5分

 4連敗で迎えた前々節に連勝して息を吹き返した信州ブレイブウォリアーズは、前節もその勢いでレバンガ北海道との熱戦を3点差で制した。第1クォーターに14点ものビハインドを背負いながらも、前半2得点止まりだった岡田侑大が後半に24得点と爆発して鮮やかな逆転勝利。最後に勝負を決したのも岡田の3ポイントシュートだった。10月を白星先行で終え、さらには天皇杯3次ラウンドでも大激戦を制して4次ラウンド進出を決めた。11月は波に乗るチャンスだ。

 一方、秋田ノーザンハピネッツも10月を勝ち越して終えるチャンスだったが、前節の横浜ビー・コルセアーズ戦で苦杯。70失点とディフェンスは良かったが、コルトン・アイバーソンのみならずアレックス・デイビス保岡龍斗も欠場した影響は63得点とオフェンス面に強く出てしまった。しかしながら、天皇杯3次ラウンドは復帰したデイビスと保岡に加えて王偉嘉の活躍も光り、信州と同様に4次ラウンド進出が決定。11月はリーグ戦でも存在感を示したいところだ。

 元来ディフェンスを売りとする両者だが、今シーズンに関しては信州のファーストオプションとなった岡田の得点力を無視することはできず、今回の対戦はそれに秋田がどう対抗するかが問われることになる。ディフェンスでどこまで岡田を抑えることができるか、そして入りだすと止まらないシュート力で岡田を上回ることができるか、カギを握るのは岡田とマッチアップする可能性も高い保岡の働きだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・信州(HC:勝久マイケル)
ヤンジェミン
井上裕介
西山達哉
熊谷航
栗原ルイス
前田怜緒
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
三ツ井利也
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

・秋田(HC:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
ジョーダン・グリン
アレックス・デイビス
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
コルトン・アイバーソン
古川孝敏

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