2021.11.09

【三遠vs信州】三遠は11月唯一のホーム戦…移籍組が存在感を発揮できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

三遠ネオフェニックス vs 信州ブレイブウォリアーズ(@豊橋市総合体育館)
11月10日19時5分

 山内盛久杉浦佑成の古巣であるサンロッカーズ渋谷との対戦で、三遠ネオフェニックスは自ら白星を手放す結果になった。第1戦は前半に16点リードを奪いながら逆転負けを喫し、第2戦は第1クォーターの12点ビハインドを第3クォーター終了時点で追いついたにもかかわらず、第4クォーターに先手を取られて勢いを失った。得点とリバウンドで安定していたエリアス・ハリスを欠いた影響は小さくなかったが、勝ち慣れていないという経験不足の面がそれ以上に出てしまった印象だ。

 10月を白星先行で終えた信州ブレイブウォリアーズは、11月も秋田ノーザンハピネッツに先勝したが、第2戦は第3クォーターまでにつけられた14点差が重くのしかかり、追い上げるも4点及ばず連勝は4でストップ。アジア枠も含めた外国籍選手を計30得点に抑えた一方、前日3ポイントシュートを1本も決められなかった日本人選手に計49得点を許したのが響いた。ただ、前田怜緒が2戦とも2ケタ得点を挙げて岡田侑大の不在を感じさせなかった点は好材料だ。

 10月にホームゲームが3試合しかなかった三遠は、11月も今節が唯一のホームゲーム。山内や杉浦のみならず、実力のある選手を補強した今シーズンの可能性をブースターに示したいところだ。前節第2戦にようやく移籍後初の2ケタ得点を挙げた杉浦を筆頭に、ここまで目立った活躍を披露できていない田渡凌津山尚大松脇圭志といった移籍組が存在感を出す必要がある。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三遠(HC:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス
松脇圭志
エリアス・ハリス
田渡凌
津山尚大
津屋一球
山内盛久

・信州(HC:勝久マイケル)
ヤンジェミン
井上裕介
西山達哉
熊谷航
栗原ルイス
マシュー・アキノ
前田怜緒
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
三ツ井利也
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

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