2021.11.09

【宇都宮vs大阪】ホームで立て直しを図りたい宇都宮…攻撃面の安定化が急務

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

宇都宮ブレックス vs 大阪エヴェッサ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
11月10日19時25分

 10月は昇格組2チームとの対戦もありながら、5勝4敗と星が上がらなかった宇都宮ブレックス。前節のレバンガ北海道も1勝1敗だった。第1戦はチェイス・フィーラーが今シーズン最多の22得点を挙げたが、第2戦は2得点。チーム全体でも第1戦で15個喫したターンオーバーを第2戦でわずか5個にとどめながら、第1戦で28本中25本決めたフリースローを第2戦は22本中9本しか決められず、攻撃面でパフォーマンスが安定しない。11月唯一のホームゲームとなる今節で少しでも立て直しておきたいところだ。

 その相手、大阪エヴェッサも前節は昇格組の茨城ロボッツに1つ敗れている。第1戦は6試合ぶりの出場となった青木龍史が13得点をマークし、エリエット・ドンリーも10得点と攻撃のバランスが改善されたが、第2戦はカイル・ハントペリー・エリスの2人に得点が集中し、前日9アシストの合田怜も1アシストとオフェンスを分断された。復帰が近づいていた橋本拓哉が同じ箇所を再び受傷し、今シーズン中の復帰は難しくなった。とにかく今は我慢の時だ。

 大阪で気がかりなのは、竹内譲次の出場時間が徐々に減ってきている点だ。前節は2戦ともスターター起用されているが、第1戦は9分30秒、第2戦に至っては3分を切った。アルバルク東京でリーグ連覇を経験した竹内の存在感は、大阪では貴重。今節は双子の兄、公輔との直接対決ということもあり、竹内の持ち味を生かせる起用法を追求したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・宇都宮(HC:安齋竜三)
田臥勇太
ブランドン・ジャワト
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀
渡邉裕規
鵤誠司
チェイス・フィーラー
喜多川修平
ジョシュ・スコット
アイザック・フォトゥ

・大阪(HC:天日謙作)
青木龍史
ケドリック・ストックマン・ジュニア ※特別指定
エリエット・ドンリー
ジャワラジョセフ
ザック・モーア
中村浩陸
橋本拓哉 ※インジュアリーリスト
竹内譲次
合田怜
カイル・ハント
ディージェイ・ニュービル
木下誠
アイラ・ブラウン
ペリー・エリス

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