2021.12.02

【信州vs宇都宮】ディフェンスを得意とする両軍の対戦、どちらが守り合いを制するか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

信州ブレイブウォリアーズ vs 宇都宮ブレックス(@ホワイトリング)
第1戦:12月4日14時5分 第2戦:12月5日14時5分

 11月を4勝1敗の好成績で終えて現在西地区3位の信州ブレイブウォリアーズは昨シーズンのファイナリスト、宇都宮ブレックスと今シーズン初対戦を迎える。バイウィーク明けでリーグ戦は3週間ぶりだが、直前に天皇杯4次ラウンドを戦っており、準備という点では天皇杯4次ラウンドを免除された宇都宮に対して不利なところ。しかし、その天皇杯でシーホース三河を破り、ファイナルラウンド初進出が決定。リーグ戦3連勝中の勢いを加速させて臨む。

 信州は前節、滋賀レイクスターズを相手に連勝を収めた。第1戦は復帰して間もない西山達哉が14得点を挙げ、前田怜緒も移籍後最多の16得点で盤石の展開を演出。第2戦は第2クォーターに劣勢に立たされながらも第3クォーターの34得点で主導権を握り返した。

 対する宇都宮も11月は4勝1敗。横浜ビー・コルセアーズと戦った前節は第1戦こそ終始試合を優位に進めたものの、第2戦は第3クォーターに27失点を喫して追う展開を強いられ、最後は3点差でかわす格好となった。12月は現時点での西地区上位4チームすべてと対戦が組まれており、今シーズンのターニングポイントにもなりそうだ。

 宇都宮は現在東地区5位ながら、総失点数1008点はリーグ最少。そして信州がわずか5点差で同3位となっている。ディフェンス合戦が予想される中、カギとなるのは岡田侑大のマークマン。ディフェンスの切り札、鵤誠司がマッチアップすると見応えのある展開になるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・信州(HC:勝久マイケル)
ヤンジェミン
井上裕介
西山達哉
熊谷航
栗原ルイス
マシュー・アキノ
前田怜緒
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
三ツ井利也
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

・宇都宮(HC:安齋竜三)
田臥勇太
ブランドン・ジャワト
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀
渡邉裕規
鵤誠司
チェイス・フィーラー
喜多川修平
ジョシュ・スコット
アイザック・フォトゥ

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO