2021.12.09

【滋賀vs富山】キーファー・ラベナとドワイト・ラモスのフィリピン人対決は必見!

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズ vs 富山グラウジーズ(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:12月11日17時5分 第2戦:12月12日14時35分

 8戦連続勝ち星なしの滋賀レイクスターズが連敗ストップをかけて、ホームで富山グラウジーズと対戦。ともにチームを引っ張るアジア特別枠選手のプレーは必見だ。

 西地区8位の滋賀は、10月24日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に勝利して以降、苦戦が続く。一時は激しいディフェンスから、アジア特別枠選手であるキーファー・ラベナや得点ランキング3位のオヴィ・ソコら、決定力のある選手たちが畳みかけて90点を越えるハイスコアゲームを連発。しかし、川崎や千葉など強豪との戦いでは強みを封じられ、ディフェンスでも持ちこたえられない状態に。平均失点は現在90点を越えてB1最多。前節のSR渋谷戦は、ターンオーバーからの失点も響いた。

 一方、同9位の富山は前節、琉球ゴールデンキングス戦で2連敗。ジョシュア・スミスを欠いたうえ、相手の堅守に阻まれてターンオーバーを重ねた。ただ、スミスの穴をブライス・ジョンソンが埋めるように2戦連続で得点とリバウンドでダブルダブルを記録し、アジア特別枠のドワイト・ラモスは第2戦で積極的なドライブを仕掛けるなど14得点をマーク。5本のフリースローをすべて成功させ、ピック&ロールの起点としても機能している。

 両チームは連敗中だが、B1屈指の攻撃力を持つ。その一翼を担うラベナとラモスのパフォーマンスは、試合の流れを左右しそうだ。またB1で3位のスティール数を記録する滋賀のプレッシャーに対して、富山はミスを抑えられるか。2連勝すれば勝率で並び、順位浮上のチャンスが出てくる。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(HC:ルイス・ギル)
オヴィ・ソコ
澁田怜音
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
トビンマーカス海舟
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

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