2021.12.11

群馬が終盤に試合をひっくり返して逆転勝利…日本代表擁する信州撃破で3連勝

チームトップの21得点をマークしたキーナン(右)[写真]=B.LEAGUE
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 12月11日、各地でB1リーグ第10節が行われ、群馬クレインサンダーズ信州ブレイブウォリアーズと対戦した。

 前節を連勝で終え、好調を維持したい群馬だが、この試合では立ち上がりに2本連続で相手に3ポイントシュートを許し、いきなり追う展開に。さらに、アキ・チェンバースらの得点で追いすがるも熊谷航岡田侑大のパンチラインに苦しみ、第1クォーター終盤には早くも2ケタ差に。それでも、トレイ・ジョーンズが残り2秒で3ポイントシュートを決めてなんとか点差を縮め、20-27で最初の10分を終えた。
 
 第2クォーターでは、ベテランの五十嵐圭の3ポイントシュートで流れを作りたかった群馬だが、相手の大崎裕太らに2本続けて長距離砲を沈められ、またしても2ケタのビハインドを背負うことに。その後、なかなか点差を詰められない時間帯が続くが、パーカーのダンクなどで2点差まで追い上げることに成功。しかし、前半終了間際にウェイン・マーシャル、岡田に続けてスコアされ、38-45でハーフタイムへ。

 7点ビハインドで迎えた第3クォーターでは、岡田に2本のアウトサイドシュートを決められたものの、ジョーンズ、キーナンの得点で食らいつく。さらに野本建吾が外角シュートでチームを鼓舞すると、それに背中を押されたようにキーナンがゴール下で気を吐き、チェンバースが逆転の3ポイントシュートをヒット。その後、信州に再逆転されたが、64-67と大きく離されることなく最終クォーターへ。

 第4クォーターでは、群馬はなかなか追いつけないながらも、少しずつ点差を縮めていくことに。中盤には、相手のミスからキーナンのフリースローで同点とし、直後に笠井康平のレイアップで再び逆転に成功。さらに、ここでチェンバースが値千金の3ポイントシュートを決め、一気に流れを引き込むことに。焦る信州に対し、群馬はキーナンを中心にインサイドで着実に加点し、粘る相手を振り切りタイムアップ。90-87で群馬が3連勝達成となった。

 群馬はキーナンが21得点とさすがの活躍。さらに、マイケル・パーカーが17得点、ジョーンズが15得点とそれぞれが逆転勝利に貢献した。対する信州は、ジョシュ・ホーキンソンが19得点でチームトップ。続いて、先日日本代表に初選出された岡田が16得点と持ち前の攻撃力を発揮したが、惜しくも勝利とはならなかった。

■試合結果
群馬クレインサンダーズ 90-87 信州ブレイブウォリアーズ(@太田市運動公園市民体育館)
群馬|20|18|26|26|=90
信州|27|18|22|20|=87

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