2021.12.31

【新潟 vs SR渋谷】連敗記録更新を止めたい新潟…アレン、遠藤でオフェンスをプッシュ

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

新潟アルビレックスBB vs サンロッカーズ渋谷(@シティホールプラザアオーレ長岡)
第1戦:1月2日17時5分 第2戦:1月3日15時5分

 新潟アルビレックスBBは、B1チーム連敗記録22まであと「1」……2022年最初のホームゲームで、不名誉な記録更新をするわけにはいかない。

 もちろん、21連敗中とあって難しい戦いが予想される。前節の横浜ビー・コルセアーズ戦は20個のターンオーバーを犯し、27失点。ディフェンスリバウンドは安定しているものの、攻撃からリズムを崩し、最大21点差をつけられた。

 ただ、戦列復帰した遠藤善の活躍は頼もしいところ。3戦のうち2戦で40分近い出場時間で2ケタ得点をあげる。相手の激しいディフェンスを回避し、味方のシュートチャンスを作るプレーも多い。

 対する、サンロッカーズ渋谷も万全ではない。前節、秋田ノーザンハピネッツ戦は52得点に封じこまれて敗戦。昨年12月は4連敗もするなど、東地区6位まで順位を下げている。
 特に攻撃で迫力を欠く。直近6試合の平均得点はシーズン平均78.8点を下回る66点に留まる。秋田戦も26個のオフェンスリバウンドを奪ったが、得点を伸ばせなかった。ライアン・ケリー不在の中、ジェームズ・マイケル・マカドゥジョシュ・ハレルソンにかかる負担も大きく、チームとして得点のベースアップを図りたい。

 両チームの対戦成績は2戦2勝でSR渋谷がリードする。ただ3週間前の対戦で、新潟は第1戦で第4クォーターにディフェンスから猛追。今節は遠藤もいるだけにロスコ・アレンと、攻撃で最後のひと押しが期待される。

 一方、SR渋谷は得点を積み上げるためにも、B1最小のディフェンスリバウンドを克服できるか。日本人選手が球際の争いで流れを引き寄せたいところだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・新潟(HC:平岡富士貴)
岡本飛竜
星野曹樹
大矢孝太朗
ジェフ・エアーズ
コービー・パラス
木村圭吾
チリジ・ネパウェ
綿貫瞬
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
遠藤善

・SR渋谷(HC:伊佐勉)
関野剛平
小川麻斗 ※特別指定
高橋耕陽
ベンドラメ礼生
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
マックス・ヒサタケ
広瀬健太
石井講祐
ライアン・ケリー ※インジュアリーリスト
盛實海翔
ジョシュ・ハレルソン
田渡修人
井上宗一郎

BASKETBALLKING VIDEO