2022.03.08

【広島vs琉球】広島はゴール下での奮闘が不可欠、琉球は持ち前のディフェンスで連勝継続を狙う

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズ vs 琉球ゴールデンキングス(@広島サンプラザホール)
3月9日19時5分

 西地区4位の広島ドラゴンフライズが、ホームで同首位の琉球ゴールデンキングスを迎え撃つ。19連勝中の難敵を止めることができるか。

 広島は前節、シーホース三河戦で先勝するも第2戦を94-100で落とした。ニック・メイヨが33得点を挙げ、代表活動から復帰した寺嶋良が20得点を決めるなど競り合ったが、速攻からの15失点が痛かった。前半の劣勢をはね返して持ち込んだ延長戦でも、素早く攻められて勝負を決定づけられた。

 一方、琉球は前節、滋賀レイクスターズと対戦し、連勝記録をB1新となる「19」まで更新した。第1戦は20個のターンオーバーを犯したが、ドウェイン・エバンスら外国籍選手3人が得点とリバウンドでダブルダブルをマークするなど98-84で勝ち切り、第2戦は82-73で逃げ切った。約1カ月ぶりのリーグ戦とあって苦しい時間帯もあったが大崩れせず、修正力も発揮。第2戦のターンオーバーはわずか9個に留めた。

 両チームは2021年10月27日に対戦し、広島は54-84で敗れた。前回対戦時は55本ものリバウンドを奪われており、メイヨやチャールズ・ジャクソングレゴリー・エチェニケがゴール下で奮闘しなければならない。
 
 対する琉球は前回対戦時にニック・メイヨを0点、辻直人を8点に抑えたように相手の要をシャットアウトできるか。持ち前のハードディフェンスで相手の起点を抑え、連勝記録更新を目指す。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
中村拓人 ※特別指定
柳川幹也
渡部琉 ※特別指定
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実

・琉球(HC:桶谷大)
小寺ハミルトンゲイリー
並里成
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太 ※特別指定
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

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