2022.03.15

【広島vs名古屋D】CSへ向け負けられない一戦…広島は寺嶋、名古屋Dは齋藤がキーマン

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズ vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@広島サンプラザホール)
3月16日19時5分

 西地区5位の広島ドラゴンフライズが、ホームに同3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎え撃つ。直接対決では広島の1勝2敗だが、得失点差はわずか「-8」とCS争いへ重要な一戦となる。

 広島は2連敗中。3月9日の琉球ゴールデンキングス戦では88点を奪ったが、7人に2ケタ得点を挙げられて101失点を喫した。延長戦の末に94-100で競り負けた6日のシーホース三河戦に続く100失点ゲームで、後半に失速する姿も重なった。いずれの試合でもディフェンスにほころびが見えており、チャンピオンシップ進出へ向けて急ピッチで立て直したいところだ。

 一方、名古屋Dは9日に三遠ネオフェニックスと対戦し、82-85で敗れた。39日ぶりの実戦だったため試合の入りが重く、前半だけで14得点のビハインドを背負ったのが痛かった。ただ、後半はリズムを取り戻して一時逆転に成功しただけに、今節ではどれだけ試合勘を取り戻せているかがカギになるだろう。

 今節はガード陣の活躍が勝敗のポイントを分けることになりそうだ。広島は寺嶋良、名古屋Dは齋藤拓実と日本代表へ選出されている名ガードを擁しており、ここで主導権を握ったチームが勝利へと近づくだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実

・名古屋D(HC:ショーン・デニス)
小林遥太
レイ・パークスジュニア
齋藤拓実
伊藤達哉
コティ・クラーク
菊池真人
張本天傑
須田侑太郎
中東泰斗
中務敏宏
シェーン・ウィティングトン ※インジュアリーリスト
狩野祐介
スコット・エサトン
坂本聖芽 ※特別指定

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