2022.03.17

【A東京vs広島】3月は対照的な戦績の両軍…インサイドでの攻防が勝敗へ直結

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

アルバルク東京 vs 広島ドラゴンフライズ(@アリーナ立川立飛)
第1戦:3月19日19時5分 第2戦:3月20日15時5分

 アルバルク東京は前節、秋田ノーザンハピネッツと対戦し、79-69で勝利した。出場した全試合で先発していたライアン・ロシターが負傷離脱しているなか、代わってスターティングファイブに入ったセバスチャン・サイズがB1リーグの1試合最多記録となる26リバウンドをマーク。今シーズン負け越していた秋田をホームで破る原動力となった。

 一方、西地区5位の広島ドラゴンフライズは、チャンピオンシップ進出へ向けて踏ん張りどころだ。3連敗中のうえ、主力の辻直人アイザイア・マーフィーが負傷で戦線離脱となり、正念場を迎えている。連敗中はすべての試合で100失点超を喫しているため、早急にディフェンスを修正しなければならない。

 両チームの対決は今シーズン初めて。A東京としては破壊力のある広島のオフェンスを抑えるためにもまずはディフェンスから試合へ入りたいところ。特に相手の得点源であるニック・メイヨと司令塔の寺嶋良には厳しいマークで抑え込みたい。

 敵地で連敗ストップを狙う広島は、インサイドでの攻防に後れを取りたくない。A東京はサイズ、アレックス・カークと強力なフロントコート陣を擁しているため、グレゴリー・エチェニケチャールズ・ジャクソンが集中力を切らすことなくプレーし続けることが重要だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実

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