2022.04.07

【島根vs広島】島根は総力戦で乗り切りたい、広島はリバウンドで優位に立てるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

島根スサノオマジック vs 広島ドラゴンフライズ(@鳥取県民体育館)
第1戦:4月9日18時35分 第2戦:4月10日13時35分

 西地区2位の島根スサノオマジックが、同5位の広島ドラゴンフライズと鳥取県民体育館で対戦する。チャンピオンシップ進出へはともに白星を飾りたいところだ。

 前節、シーホース三河戦を延長戦の末に90-84で制した島根。インサイドで主導権を握られたが、第4クォーターの反撃で追いつくと、ペリン・ビュフォード安藤誓哉らが延長戦で躍動した。フル出場で17得点11リバウンドを記録したニック・ケイ、移籍後初の刈谷凱旋で13得点を挙げた金丸晃輔の活躍も目立った。

 一方、広島は前節、滋賀レイクスターズを92-73で破り、連敗を「6」でストップさせた。課題のディフェンスを修正して相手の速攻やハーフコートオフェンスを封じると、攻めてはニック・メイヨの20得点を筆頭に5人が2ケタ得点を記録。バランスのいい試合運びで久しぶりの白星をつかんだ。

 両チームは2021年11月6、7日に対戦し、島根が連勝を飾った。島根としては前回対戦時の再現を狙いたいところだが、広島との2戦で計63得点と大活躍したリード・トラビスの欠場が濃厚。安藤やビュフォード、ケイらが、トラビス不在の穴をどれだけ埋められるかが勝負のカギを握るだろう。

 リベンジを狙う広島は、B1屈指の得点力を持つ島根を相手に激しいプレッシャーディフェンスで自由を奪いたい。相手の得点を封じつつ、リバウンドで優位に立つことができれば、勝利が見えてきそうだ。

 文=大橋裕之

■ロスター
・島根(HC:ポール・ヘナレ)
後藤翔平
ペリン・ビュフォード
安藤誓哉
ニック・ケイ
山下泰弘
北川弘
リード・トラビス
阿部諒
金丸晃輔
白濱僚祐
小阪彰久
ウィリアムスニカ

・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実

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