2022.04.30

島田チェアマンが生出演! Bリーグのさらなる成長へ、熱い想いを語る/B MY HERO!

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 4月26日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』にBリーグの島田慎二チェアマンがゲスト出演した。島田チェアマンは約15分間の出演にて、MCのこにわさんや関根ささらさん、さらに事前に集めたファンからの質問に答えつつ、Bリーグのさらなる成長に向けた熱い思いを語った。

 チェアマンとMC陣は、すでに試合会場で挨拶を交わしている仲。こにわさんは富山で、関根さんは沖縄でそれぞれチェアマンと同じ試合を観戦している。このように日頃から試合を視察している島田チェアマンは、全国に広がるBクラブについて「地域性もありますし、クラブのカラーもあるので、その個性もBリーグの楽しみの一つかなと思います」と話す。

 また、島田チェアマンによると視察の良いところの一つは、そのクラブや地域のさまざまなことが見えてくることだという。「毎年、どのクラブも成長してますし、やっぱり行くといろいろなものが見えます。ファンのエネルギーもそうですし、地域の方々のクラブに対する愛情。選手たちの頑張りや、フロントスタッフの努力も見える。このBリーグを支えている多くの方たちの頑張りをいかに伝えるかということも、私のミッションだと思っています」。

 そうした話ののち、番組はファンからの質問に島田チェアマンが答えていくコーナーに。最初の質問は今シーズンBリーグアワードの賞として新設された「ベストパフォーマンス賞」に関するもので、島田チェアマンはその回答に併せて、Bリーグにおける試合演出の重要性についてトーク。

 野球やサッカーとの違いとして「アリーナスポーツですから、演出に音や光を使えるのは我々の強み」とバスケットの優位な点と挙げ、リーグがビジョンとして掲げる「エンターテインメントを追求する」という観点からも、演出については「力をガンガン入れていきたい」と力強く話し、その一環として賞を新設したことも明かした。

 そのほかにはアリーナに関する質問もあり、島田チェアマンは「最高のプレーを見せる選手がいて、最高のボルテージで盛り上げるファンの皆さまがいて、そして最高のアリーナがあって。この3つがそろった時に最高の価値が生まれる」と、Bリーグのさらなる成長のために高品質なアリーナの存在が必要であることを改めて確認。クラブにも求めてきたことにより、近年は新アリーナ建設の話題がバスケ界に飛び交っているが、そうした状況については以下のように思いを語った。

「アリーナについて掲げたのが2年前ですけども、各クラブや各自治体にもお願いして、最初はこんな風になっていくとはあんまり想像できなかったですけど、思いが伝わって徐々に実現していっています。あと4年とか5年した時に、沖縄アリーナはかなりスペシャルですけども、あのようなアリーナが3つ5つ7つと増えていくと思うんです。そうすると、全く世界観が変わるとも言えそうですね。アリーナがあってもファンがいなければ意味がないので、アリーナがすべてではないですけれど、クラブが多くのファンを迎え入れる企業努力をした上で、そうしたアリーナが出てきた時には大きなエネルギーになると思いますし、バスケがメジャーになっていくためには必要不可欠な存在かなと思っています」

 出演コーナーの最後に、番組ではチェアマンが作成した書籍「Bリーグ公認 最強のスポーツクラブ経営バイブル」についても紹介した。チェアマン曰く、この書籍はスポーツクラブを支えたいファン、スポンサー、自治体の方に対し「支え方」を伝えるためのものとなるという。これまでも島田チェアマンは全国を行脚してそれを伝えてきたが、「より的確に伝えたい」と思ったのが、書籍執筆の原点となったようだ。

 熱い思いを番組で語った島田チェアマン。アーカイブはバスケットボールキングのYouTubeで視聴可能となっている。

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