2022.05.12

【島根 vs A東京】オフェンスの島根はトラビス、ディフェンスのA東京は田中がキーマン

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

島根スサノオマジック vs アルバルク東京(@松江市総合体育館)
第1戦:5月14日13時35分 第2戦:5月15日13時
第3戦:5月16日19時5分(※第2戦を終えて1勝1敗の場合のみ第3戦を開催)

 クラブ初の領域に踏み入れた島根スサノオマジックがホームに迎え撃つのは、リーグ連覇を経験している強豪・アルバルク東京。両チームの対戦は星を分け合ったシーズン序盤以来であり、今回は互いの成長度が問われる戦いにもなる。

 チェーンソーのように回り続け、オフェンスとディフェンスを一連の流れとしてとらえる“バズソーバスケ”をスタイルに掲げる今シーズンの島根。平均80.9得点のA東京に対し、島根は同86.9得点を記録しているため、いかにディフェンスからオフェンスへのいい流れを作り出せるかがポイントになるだろう。

 A東京で連覇を経験し、勝利のメンタリティーを島根に植えつけた安藤誓哉にかかる期待は当然大きく、本人もこの大舞台での古巣戦に闘志を燃やす。その安藤が注目選手の1人に挙げるのがリード・トラビスだ。彼はリーグ終盤戦に待望の復帰を果たし、チームとしてはCSを勝ち抜くラストピースがそろった。序盤戦で2試合連続35得点18リバウンドをたたきだしたトラビスが、相手を脅かす存在になるかもしれない。

 A東京のやるべきことは明確であり、チームディフェンスで島根を封じ込めるかどうか。目指す展開は、レギュラーシーズン最終戦で宇都宮ブレックス相手に見せたロースコアゲームだ。そのためには吉井裕鷹平岩玄の活躍が必須となり、さらに今回は、今シーズン初対戦となるペリン・ビュフォードにも警戒しなければならない。彼へのマークが予想される田中大貴が、攻防において抜群の存在感を放てるか。

 文=小沼克年

■ロスター
・島根(HC:ポール・ヘナレ)
後藤翔平
ペリン・ビュフォード
安藤誓哉
ニック・ケイ
山下泰弘
北川弘
リード・トラビス
阿部諒
金丸晃輔
白濱僚祐
小阪彰久
ウィリアムスニカ

・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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