2022.05.15

シクサーズの敗因を語ったハリス…「僕たちは最後までメンタルの部分で苦しめられた」

ヒートとのシリーズを振り返ったハリス(右)[写真]=Getty Images
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 5月13日(現地時間12日)に開催されたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対マイアミ・ヒートのイースタン・カンファレンス・セミファイナルGAME6。先に王手をかけられ、ホーム戦ということもあり負けられない試合だったシクサーズだったが、第3クォーターでの失速が響いたこともあり、90-99で敗戦。今シーズンのプレーオフを惜しくも終えることとなった。

 試合後、シクサーズのトバイアス・ハリスが会見に出席。「敗因は”精神的な強さ”にあると思う」と、ヒートとのシリーズを振り返った。

「僕たちのチームは色々なことが影響し合って、うまくいかないことがあったよ。(失敗に対して)落ち込みすぎるというのかな。プレーも雑なときがあったし、このシリーズではそれを改善する必要があった。けれど、最後まで僕たちはメンタルの部分で苦しめられたと思う」

 続けて、「ハッスルプレーや(リスクを承知した)50-50のプレーといった挑戦的な動きを、ヒートは何度もぶつけてきた。僕たちは組織としてただ冷静に戦い、やり返す必要があったのに、それがうまくいかなかったよ」ともハリスは語っている。

 また、SNSではヒートのジミー・バトラーが「Tobias Harris over me?(トバイアス・ハリスが俺より上だって?)」と声を荒げている動画が話題に。2018-19シーズンにシクサーズでプレーしたバトラーだったが、当時のシクサーズがハリスとの契約を優先し、ヒートへサインアンドトレードされたという過去がある。バトラーにとって、シクサーズを見返した絶好の機会となったのは間違いないだろう。

 昨シーズンに引き続き、カンファレンス準決勝での敗退となったシクサーズ。ジョエル・エンビードを中心とした現体制を来シーズンも続けるかどうかは不透明だが、オフシーズンの動きには注目する必要がありそうだ。

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