2022.05.30

初のファイナルを終えた岸本隆一「いい経験になったと言えるのは、これからの行動次第」

試合後の会見で心境を語った岸本[写真]=B.LEAGUE
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 5月29日に東京体育館で「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22」第2戦が開催。琉球ゴールデンキングス宇都宮ブレックスに連敗を喫し、クラブ史上初となるファイナルでの戦いを終えた。

 第2戦で10得点3アシストをマークした岸本隆一は、試合後の会見で、「悔しさもありますが、素晴らしいチームメートとシーズンを最後まで戦ってきたという気持ちもありますし、難しいですね。昨日今日に関して言えばもちろん悔しいですし、宇都宮ブレックスは本当に強かったなという印象です」と気持ちを整理しながら、素直な心境を語った。

「チームメートのケガや、コート外でもいろんなこともあった中で、逆境を乗り越えてきました。最後は乗り越えられなかったのですが、そこに立ち向かっていくのがキングスが歩んできた歴史だと思いますし、自分たちの可能性を示せたのかなと思っています」

 レギュラーシーズンではリーグ最高勝率を叩き出し、初のファイナル進出を果たした琉球。岸本は「今はまだ整理がついていないですが、チームメートと一緒にこの場所に来れたということは僕にとって大きなことでしたし、おそらく長い人生において必ず思い出すシーズンになったかなと思います」と飛躍の年となった今シーズンについて語った。

「応援してくれる方々の存在が僕たちのすべてだと思っています」と話す岸本は、「今は申し訳ないという気持ちに尽きます。もちろん、シーズン通して応援していただいて感謝していますし、ただ、今日の結果に関しては申し訳ないなと思ってます」とチームの背中を押し続けたブースターへの思いを語った。

 そして、最後には「いい経験になったと言えるのは、これからの僕たちの行動次第だと思います。自分自身が肝に銘じて、今すぐは前を向けませんが、気持ちの整理がついたときには、しっかり次に向かって前進していきたいと思っています」と締め括った。

 岸本が「今すぐは前を向けない」と言うほどの悔しい連敗を喫し、惜しくも優勝には届かなかった琉球。それでも、ファイナルで敗れたという新たな経験を得たチームが、再び前を向いたとき、琉球ゴールデンキングスはどんな戦いを見せてくれるのだろうか。

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