広島ドラゴンフライズは6月2日、上澤俊喜との契約合意を発表した。

　現在24歳の上澤は、176センチ77キロのポイントガード。中部大学第一高校、日本大学を経て、2021年に特別指定選手として富山に加入した。2021－22シーズンは12試合の先発を含む55試合に出場し、242得点（1試合平均4.4得点）58アシスト（同1.1アシスト）に加え、3ポイントシュート成功率46.6パーセントを記録。シーズン終了後、契約満了に伴い自由交渉選手リストへ公示されていた。

　同選手はクラブを通じて「初めまして。来シーズン広島ドラゴンフライズでプレーさせていただくことになりました、上澤俊喜です。このチームに迎え入れていただいたこと大変嬉しく思います。思うように応援できないが状況の中ですが皆さんと一緒に勝利の喜びを感じたいと思います。早く皆さまの前でプレーできるのを楽しみにしています。応援よろしくお願いします！」と意気込んだ。

　また、岡崎修司ゼネラルマネージャーは「この度、上澤俊喜選手との契約合意の運びとなりましたので、ご報告いたします。上澤選手は今シーズン、富山グラウジーズでプレーをしており、激しいディフェンスとゲームコントロール力、3ポイントシュートを高確率で決めることができる選手です。今シーズンのスタッツでは、3ポイントシュート成功率が46.6%、61本の成功を収めており、実績を重ねてきた若手選手になります」と紹介し、「我々は上澤選手を即戦力として考えております。上澤選手が広島に加入することで、ポイントガードの競争がより激しくなり、他の選手の成長にもつながり、さらにチーム力が向上していくと考えています。将来性も持った選手だと思いますので、来シーズンのさらなる飛躍に期待をしています」とコメントした。

　富山も同日、上澤の移籍を発表。「今シーズンをもって富山グラウジーズを退団することになりました。プロ1年目を地元富山という素晴らしい地でプレーできたこと、とても誇りに思います。支えてくださった全ての皆さんに感謝しています。このような状況の中、現地でのタオルを掲げてやユニフォームを着ての応援、バスケットライブでのファイヤーやSNSでのコメント等でたくさんの方々に応援していただけてとても力になりました！ 富山を離れるのは寂しいですが、さらにレベルアップした姿を見せれるように頑張ります！ ありがとうございました！」と感謝の言葉を残した。