2022.07.25

納見悠仁が川崎ブレイブサンダース入団会見…地元での活躍を誓う「頑張っている姿を見せられれば」

会見に登場した納見、佐藤HC、北GM [写真]=バスケットボールキング
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 7月25日、川崎ブレイブサンダース納見悠仁の入団会見を実施した。

 現在25歳の納見は、182センチ83キロのポイントガード兼シューティングガード。明成高校、青山学院大学、島根スサノオマジック新潟アルビレックスBBを経て、地元の神奈川県を拠点に活動する川崎に加わった。

 オファーを受けた際、ほかのチームから話が届いていたこともあり、「すごく迷った」というが、「レベルアップするために何が必要なのか、どこに行くのが合っているのかなどを悩んだ中で、川崎に行くことが自分にとってプラスになると感じました。『間違っていなかった』と思われるように努力していかなければいけないと思います」と移籍の理由を明かした。

 チームには藤井祐眞篠山竜青といった経験豊富な司令塔2人が在籍。「2人の良さはありますけど、自分には2人と違う良さがあると感じています。その良さをもっと出していくこと。藤井選手の感覚的なプレーを見て、盗んでいきたいです。篠山選手はチームをまとめる力、コントロールする力がある。どのような立ち振る舞いをしているのかを学んでいきたいです」と話した。

先輩ポイントガード2人から多くを学ぶつもりだ

 会見に同席した北卓也ゼネラルマネージャーは、大学時代から納見をチェックしていたというが、当時はメンバーがそろっていたことなどもあり、「川崎に来ても試合に出場させてあげることができないと思って、獲得を見送っていました」。Bリーグ入り後も彼を追い続け、今回の獲得に至った。

「神奈川県出身なので、川崎ではフランチャイズプレーヤーになります。今の中心選手たちの平均年齢が高くなってきているので、納見選手がフランチャイズプレーヤーとして、若い力をチームに与えて、今後、川崎の中心選手になって大活躍してくれることを期待しています」

 納見は明成高校時代、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)などとともにウインターカップ3連覇を経験。「あそこから優勝に遠ざかっているので、優勝の経験をもう一度味わいたいです」とチーム目標を語り、「試合に出て、結果を残すのは自分のステップアップにつながると思います。得点、アシストだけではなく、見えない部分でも貢献すること。チームにとって必要な選手だと思われるように、取り組んでいきたいです」と意気込みを口にした。

 地元への“復帰”が決まり、早くも周囲から反響の声を受けているようだ。「本当に久々です。中学校の同級生などから連絡をもらって、すごくうれしかったです。『試合を見に行くよ』と言ってもらえて、頑張らなければいけないと思いました。家族も見に行きやすい距離になったので、頑張っている姿、結果を出している姿を地元で見せられればと思います。それが神奈川でお世話になった方たちへの恩返しだと思います」

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