2022.09.29

【B1クラブ展望/島根】バズソーバスケは今季も継続…目指すは『Bリーグ制覇』

昨季加入1年目ながらキャプテンを務め、CS進出の立役者となった安藤誓哉[写真]=B.LEAGUE
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 島根スサノオマジックにとって昨シーズンは大きな飛躍を遂げたシーズンだった。

 安藤誓哉金丸晃輔というBリーグでトップクラスの実力を持つ2選手に加え、オーストラリア代表として東京オリンピックで銅メダルに輝いたニック・ケイを獲得。開幕戦で前年王者・千葉ジェッツを100点ゲームで破ると、その後も順調に白星を重ねつづけ、チーム史上初となるチャンピオンシップ出場を果たした。

 ホーム開催となったCSクォーターファイナルでは、強豪・アルバルク東京と第3戦まで戦った末に撃破。セミファイナルでは琉球ゴールデンキングスに惜しくも敗れたものの、ファイナル進出へあと一歩まで迫った。

 オフに金丸が退団したものの、その他主力は軒並み残留。オフェンスからディフェンスへ素早く移りつづける『バズソーバスケ』を掲げるポール・ヘナレヘッドコーチのもと、今年はファイナル進出・Bリーグ制覇が現実的な目標となる。

 悲願のファイナル進出へ向け、オフに2選手を獲得。高校卒業後プロ入りし、琉球やA東京などで経験を積んできた津山尚大、201センチと長身ながら3ポイントシュートを得意とする谷口大智をロスターに加え、選手層は確実に増した。

 特に津山には大きな期待がかかる。昨シーズンの島根は主力にプレータイムが偏る傾向があり、なかでも司令塔を務める安藤は平均32.8分出場と大きな負担がのしかかった。そのため、津山には安藤の負担を軽減しつつ、自身の特長を発揮していくことが求められる。

 予想スタメンは安藤、阿部諒、白濱僚佑、ニック・ケイリード・トラビス。トラビスは強靭なフィジカルを生かした力強いプレーが魅力的だが、2シーズン連続で負傷離脱しているため、今シーズンこそフル回転する姿が見たい。

■KEY PLAYER/PF・C #55 谷口大智

[写真]=B.LEAGUE


 昨シーズン茨城ロボッツで3ポイントシュート成功率40.5パーセントを記録し、その活躍が認められ日本代表へ選出されたベテランビッグマン。日本国籍を保有するウィリアムスニカとのポジション争いが待ち受けているが、持ち味のアウトサイドシュートを決められれば出場機会を確保できるはずだ。

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