2022.12.12

「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」、11月度はジャック・クーリーが受賞!

11月度の月間MVPを受賞したクーリー[写真]=B.LEAGUE
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 Bリーグは12日、11月度の「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」を発表し、ジャック・クーリー琉球ゴールデンキングス)が受賞したと発表した。

 アメリカ出身で現在31歳の同選手は、206センチ112キロのセンター。2013年にトルコでプロデビューし、ドイツやイタリアなどを経て2019年に琉球へ入団した。

 同選手は11月、22.2得点(11月3位)13.6リバウンド(11月2位)の平均ダブルダブルを達成。島根、名古屋Dと同地区上位チームとの試合が続く中、11月の5試合すべてでダブルダブルを記録する安定した活躍でチームを4勝1敗とけん引した。

 選考委員は選出に至った理由を以下のとおり語っている。

佐々木クリス
「11月は上位争いが大変白熱し甲乙つけがたい状況の中で、クーリー選手が最も相応しいという結論に至りました。傑出したパーフォーマンスの『安定感』と、琉球が戦った5試合の持つ『意味合い』が決め手でした。

 全5試合で得点とリバウンドのダブルダブルを記録、eFGパーセントは目を疑うような63.8パーセント、フリースロー獲得数も42本(1試合平均8.5本)。代名詞のオフェンスリバウンドでもチーム取得の月間82本のうちの28本という支配力で味方のドライブや起点作りを後押しし、4勝1敗で戦い抜く1番の原動力となっていました。また、勝率5割以上の島根、名古屋Dとの3試合を2勝1敗と勝ち越し、翌月単独首位に立つ大きな要因を作りました。

 11月は延長にもつれる宇都宮vs群馬の名勝負もあり、宇都宮の比江島選手、スコット選手、フォトゥ選手、そして群馬の並里選手にも魅せられました。島根のケイ選手や広島のエバンス選手、千葉のムーニー選手など、役割やポジションの違いはあってもMMVP候補に事欠かない月でした」

正中岳城
「ゴール下での勝敗に直結する場所における攻防でのクーリー選手の存在感が、クラブの戦績に多大に影響を与えていたと思います。ゲームポゼッションのコントロールへの貢献、得点に直接的に関わるオフェンスリバウンドでの活躍は特に印象的でした。得点面でも前月を上回るアベレージで、月間を通じての試合出場と安定した貢献が選出の理由となりました。

 11月全勝の宇都宮においては、比江島選手の30日群馬戦での活躍に代表されるように、昨年王者の復調を感じる月となったと思います。また、千葉のムーニー選手についても、東地区首位に立っているチームの成功の要因として、攻守でのバランスの取れた貢献も印象的でした」

松島良豪
「琉球のインサイドといえばクーリー選手。クーリー選手をどう止めるか各チーム毎回悩んでいることだと思います。今月に関わらず献身的にリバウンドやスクリーンなど泥臭いところ、スタッツに表れないところでチームのためにプレーしている印象があります。

 11月は4勝1敗となりましたが、西地区のライバル対決をクーリー選手を中心に制し、チームが首位に浮上するようなキッカケを作ったと思いますし、全試合でダブルダブルを記録し月間MVPにふさわしい活躍をしたと思っています。今回の選考はとても悩みました、紙一重で選ばれなかった選手もいました」

BMH特派員
「平均得点は20点超え、全5試合においてダブルダブルを記録、スタッツにも残る圧倒的なインサイドパフォーマンス! ゴール下の強さと献身的なプレーは、特にレイクス戦でのスティールなども光っておりました。

 地区優勝やCS出場を目指すチームとしても、クーリー選手の活躍による島根戦1勝1敗、名古屋D戦での勝利は大きな意味を持つのではないでしょうか。

 11月は宇都宮が唯一全勝しており、群馬戦での比江島選手は29得点に加えて延長戦にもつれる3ポイントシュートを決めるというインパクトも大きくチームの復調を象徴する選手でした。また、三遠の佐々木選手も、成功率5割を超える3ポイントシュートはほとんどが勝負どころでのシュートで、スタメンを欠く三遠を支える素晴らしい活躍でした」

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