2023.01.19

【SR渋谷vs三遠】中地区4位と5位の直接対決…SR渋谷はフリースロー成功率アップが必須

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

サンロッカーズ渋谷vs三遠ネオフェニックス(@国立代々木競技場 第二体育館)
GAME1:1月20日19時5分 GAME2:1月21日15時5分

 6シーズンぶりとなる国立代々木競技場 第二体育館での試合で、サンロッカーズ渋谷としては切り替えを図りたいところだったが、8人しかベンチ入りしなかった信州ブレイブウォリアーズに20点差をつけられる完敗。年明け以降は、初戦を取ったあとに3連敗となった。その3連敗はいずれも70点台と、自慢の得点力がやや影を潜めているのが気になるところ。今節の相手は第8節での対戦で破った三遠ネオフェニックスだが、その時とは状況が大きく異なる。

 前々節に続き、前節も同じ中地区で下位に沈む相手をホームに迎えた三遠は、前半で56得点と先手を取ったことが奏功し、富山グラウジーズとのハイスコアゲームを制して2連勝。ディフェンスではリーグ最多を数えるファウルがこの試合も目立ってしまったが、相手のフリースロー成功率の低さに助けられた。“借金”を「2」まで減らし、今節に連勝すれば第14節以来の勝率5割に復帰する。逆に連敗すれば順位をひっくり返されるため、まずはGAME1で先勝しておきたい。

 SR渋谷は三遠のファウルの多さを突きたいところだが、フリースロー試投数はリーグで5番目に多いにもかかわらず、成功率がリーグ19位の70.8パーセントと高くないのが難点。この数字を下回るようだと、三遠の術中にハマることにもなりかねない。得点力回復を図る意味でも、フリースローをいかに確実に決められるかがカギになる。シーズン序盤には地区首位にも立った両者。再浮上を期す重要な戦いだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・SR渋谷(HC:浜中謙)
関野剛平
ケビン・ジョーンズ
ベンドラメ礼生
小島元基
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
石井講祐
津屋一球
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人
井上宗一郎

・三遠(HC:大野篤史)
サーディ・ラベナ
ヤンテ・メイテン ※インジュアリーリスト
アイゼイア・ヒックス
高橋快成 ※特別指定
太田敦也
カイル・オクイン
金丸晃輔
根來新之助
半澤凌太
佐々木隆成
細川一輝
山内盛久
ダニエル・ギデンズ
大宮宏正
カイル・コリンズワース ※インジュアリーリスト
土屋アリスター時生

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