2023.01.19

【広島vsA東京】選手層の厚さが光る両者…広島のオフェンスはA東京にも通用するか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

広島ドラゴンフライズvsアルバルク東京(@広島サンプラザホール)
GAME1:1月21日14時 GAME2:1月22日12時35分

 西地区首位を守り続けている広島ドラゴンフライズは、前節に同地区最下位の滋賀レイクスと対戦。ドウェイン・エバンスを欠いた戦いとなったにもかかわらず、40分間を通じてオフェンスが安定し、前半で16点リードを奪って連勝を「9」に伸ばした。中村拓人は加入後最多となる6得点4アシストをマークして勝利に貢献。直前には青木保憲仙台89ERSに移籍するという出来事もあったが、選手層の厚さを見せつけた格好だ。

 東地区2位のアルバルク東京も、前節は群馬クレインサンダーズを68得点に封じる好ディフェンスで勝利を収めた。こちらも、試合当日にジャスティン・コブスのインジュアリーリスト入りが発表されたが、藤永佳昭小酒部泰暉が試合をコントロール。セバスチャン・サイズに加え、今シーズン、フリースローが好調のライアン・ロシターもうまくファウルを誘って得点を伸ばした。安藤周人も4試合連続得点と個々が役割を果たし、地区首位の千葉ジェッツとの2ゲーム差を維持している。

 現時点での他地区上位との対戦を振り返ると、広島は1勝1敗で終えているケースが目立つ。直近の6試合はすべて勝率5割を切るチームとの対戦だったとはいえ、今節でA東京を連破することができれば、連勝中の今の勢いはさらに加速することも考えられる。そのために必要なのは、A東京の堅いディフェンスを打破すること。14試合連続で80得点以上を挙げているオフェンスがA東京にも通用するか、真価が問われる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ
三谷桂司朗 ※特別指定

・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス※インジュアリーリスト
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
宇都宮陸 ※特別指定
平岩玄
ライアン・ロシター
イホール・ボヤルキム
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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