2023.01.19

【富山vs仙台】6季ぶりの因縁深い対決を制し、2023年初勝利を挙げるのはどちらか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

富山グラウジーズvs仙台89ERS(@富山市総合体育館)
GAME1:1月21日17時35分 GAME2:1月22日13時5分

 富山グラウジーズは6連敗と苦しい状況が続いている。前節の三遠ネオフェニックス戦は、高岡大輔アシスタントコーチがヘッドコーチ代行を務める初陣となったが、92-102で敗戦。ただ、第4クォーターには野﨑由之飴谷由毅らが果敢にボールを追い、30得点のブライス・ジョンソンや、19得点のジョシュア・スミスがゴールへ迫って、粘りを見せた。

 一方、仙台89ERSもケガ人を抱えることもあり、こちらも8連敗。前節、秋田ノーザンハピネッツに12本の3ポイントシュートを被弾するなど65-93で敗れたが、11選手がリバウンドに絡み、10選手が得点をマーク。新戦力の青木保憲は、点差の離れた終盤でもハードなディフェンスと果敢のドライブで存在感を示した。

 そんな両チームBリーグ初年度以来、6シーズンぶりに対戦。B1残留プレーオフを富山が制し、仙台のB2降格が決まった2連戦までさかのぼる。高岡AC代行は、当時の仙台でACを務めており、両軍の因縁は深い。

 ともに連敗を止めて、2023年初勝利を挙げたい今節。富山は、前節の終盤に仕掛けた激しいディフェンスを立ち上がりから仕掛けられるか。防御が機能すれば、攻撃でジョンソンとスミスの強力デュオを軸に、主導権が握れるはずだ。

 対する、仙台はディフェンスがポイント。相手ガード陣に対して、青木や小林遥太の好守が求められる。また、インサイド陣へはファウルトラブルも想定されるだけに、もう一人の新戦力・ベイリー・スティール小寺ハミルトンゲイリーといった控えビックマンの活躍も期待される。

文=大橋裕之

■ロスター
・富山(HC代行:高岡大輔)
小野龍猛
ファイサンバ
飴谷由毅
野﨑由之
ブライス・ジョンソン
コーディ・デンプス
水戸健史
浦野泰斗
松井啓十郎
上田隼輔
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寺澤大夢
ベイリー・スティール
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス※インジュアリーリスト
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴

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