1月20日、大阪エヴェッサは同クラブのU18チームに所属する徳森暖と藤原拓海を、ユース育成特別枠で選手登録したことを発表した。

　今シーズンより新設されたユース育成特別枠は、Bユースの価値向上と育成強化の促進を目的に、現行の12枠とは別に上限2名までエントリーが可能な制度となる。

　現在18歳の徳森は、175センチ66キロのポイントガード。クラブは同選手について「優れたボールコントロールとリーダーシップが武器で、攻撃の起点となり、ゲームメークする技術や知性のみならず、高い人間力と謙虚さを兼ね備えており、練習中のひたむきな姿勢や努力を惜しまないこと、コミュニケーション能力をクラブとしても高く評価しています。まだまだ線が細いので、体格の違いなど課題となりますが、トップチームスタッフと連携をとりながら、継続的に選手育成できるようサポートしてまいります」とコメントしている。

　現在18歳の藤原は、189センチ90キロのパワーフォワード。クラブは同選手について「恵まれた体格を活かした体を張ったプレーとシュートレンジの広さが特徴で、今はインサイドでのプレーを武器としていますが、プロレベルで戦うことを視野に入れれば1番（ポイントガード）～3番（スモールフォワード）までできるスキルが今後を見据えても必要になってくるため、コンバートに挑んでおり、選手としてのさらなる進化を期待しています。プロの世界に入れば、まだまだ線が細いので、体格や当たりの違いなど課題となりますが、フィジカル面をまずは第一の強化としてクラブとしても今後の彼の成長をサポートしていきたいと思います」とコメントしている。

　なお、2人はメディカルチェック等の各種手続きを経て、チームへ合流する予定となっている。

　また、今回の発表に際し、2人は以下のようにコメントした。

徳森暖
「このたび、ユース育成特別枠選手として加入することとなりました大阪エヴェッサU18の徳森暖です。このような素晴らしい機会を与えてくださった大阪エヴェッサ関係者の皆さま、これまでサポートしてくれた家族と自分がバスケットボールをしてきた中で関わってくださったすべての皆さまに感謝しています。これからは、U18や今まで培ってきたものを武器に自分らしくアグレッシブに全力で頑張りたいと思います。この経験を無駄にしないようチームの一員として自覚、責任を持ち、大阪エヴェッサの勝利に貢献できるようファン・ブースターの皆さまとともに戦っていきますので、応援のほどよろしくお願いします」

藤原拓海
「このたび、ユース育成特別枠として加入させていただくことになりました、大阪エヴェッサU18の藤原拓海です。今目標としている選手の皆さまとプレーさせていただくことをとても光栄に思います。また、このような素晴らしい機会を与えてくださったチーム関係者の方々に感謝し、自分自身がもっとステップアップして、少しでも大阪エヴェッサの勝利に貢献できるよう頑張りますので応援のほどよろしくお願いします」