2023.02.02

【滋賀vs三遠】さらなるテコ入れに動いた滋賀、ジョーンズを活かす戦略を見出せるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスvs三遠ネオフェニックス(@プロシードアリーナHIKONE)
GAME1:2月4日14時5分 GAME2:2月5日14時5分

 保田尭之ヘッドコーチ代行からダビー・ゴメスアシスタントコーチへの指揮官交代の決断もすぐには結実せず、滋賀レイクスの連敗は「17」まで伸びた。前節は仙台89ERSと対戦し、GAME1は残り26秒に2点差に迫るも及ばず、GAME2も前半は我慢強く戦えたが、第3クォーターに突き放された。2戦ともターンオーバーを誘うディフェンスはできていながら、特にGAME2はファウルの多さが致命傷になった感は否めない。早くも30敗に到達し、次の黒星でシーズン負け越しが決まる。

 対する三遠ネオフェニックスも、前節は島根スサノオマジックに連敗を喫した。カイル・オクインが出場停止となったGAME1に加え、彼が戻ったGAME2も64得点と、オフェンスが今一つ。ターンオーバーは必ずしも多くなかったが、特に3ポイントシュートの精度を欠いてしまったのが痛かった。中地区4位は変わっていないが、勝率5割復帰が遠のき、“借金”は「4」。次節に改めて勝率5割を目指すために、今節は連勝しておきたい。

 滋賀は今節を前にジョーダン・ハミルトンが西宮ストークスに期限付移籍し、その西宮からデクアン・ジョーンズが期限付移籍で加入と、さらなるテコ入れを施し、事態の打開を図る。当然ながらジョーンズがいかにチームにフィットするかが重要なポイントとなるが、今シーズンはB2で32試合に出場し、1ケタ得点は4度だけというジョーンズの得点力を最大限に活かすチーム戦略も必要。最も問われるのはゴメスHCの手腕だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)
ケルヴィン・マーティン
テーブス海
杉浦佑成
デイビッド・ドブラス
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
デクアン・ジョーンズ
イヴァン・ブバ ※インジュアリーリスト
狩野祐介
湧川颯斗 ※特別指定
森山修斗
川真田紘也

・三遠(HC:大野篤史)
サーディ・ラベナ
ヤンテ・メイテン ※インジュアリーリスト
アイゼイア・ヒックス
高橋快成 ※特別指定
太田敦也
カイル・オクイン
金丸晃輔
根來新之助
半澤凌太
佐々木隆成
細川一輝
山内盛久
ダニエル・ギデンズ
大宮宏正
カイル・コリンズワース ※インジュアリーリスト
土屋アリスター時生

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO