2023.02.02

【仙台vs名古屋D】東地区6位浮上の仙台、ディフェンス力で名古屋Dに土をつけたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

仙台89ERSvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@ゼビオアリーナ仙台)
GAME1:2月4日15時5分 GAME2:2月5日14時5分

 滋賀レイクスを相手に連勝を収め、仙台89ERSは今シーズン2度目の3連勝を果たした。前々節GAME2に続いて小寺ハミルトンゲイリーを欠いた戦いとなったが、GAME1は最終的に第1クォーターの6点リードを守りきる形となり、GAME2は第3クォーターに27得点とスパーク。GAME1では青木保憲が10得点6アシスト、GAME2では小林遥太が14得点5アシストと、ガード陣がチームをけん引した。茨城ロボッツと勝率で並び、順位は東地区6位に浮上している。

 一方、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ信州ブレイブウォリアーズに苦戦を強いられた。GAME1は前半に15点ビハインドを背負い、第3クォーターに30得点を挙げて一度は逆転したが、その後追いつかれる形で延長に突入。須田侑太郎の3本の3ポイントシュートなどで23得点を叩き出し、結果的には自慢のオフェンスで勝ちきった。しかし、GAME2は第1クォーターが9得点、第2クォーターが7得点とまさかの沈黙。今シーズン最少の58得点に終わり、大敗を喫した。琉球ゴールデンキングスと順位が入れ替わり、西地区4位に後退している。

 現時点で11勝の仙台は、川崎ブレイブサンダース横浜ビー・コルセアーズといった中地区上位にも土をつけているが、総じてオフェンス力の高い西地区上位にはまだ勝利していない。依然として1試合平均得点でリーグ1位の名古屋Dに対してディフェンスで存在感を示せるかどうか、シーズン後半戦の重要な試金石になるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寺澤大夢
ベイリー・スティール
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス※インジュアリーリスト
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴

・名古屋D(HC:ショーン・デニス)
レイ・パークスジュニア
齋藤拓実
伊藤達哉
コティ・クラーク
モリス・ンドゥール
菊池真人
今西優斗 ※ユース育成特別枠
張本天傑
須田侑太郎
中東泰斗
中務敏宏
スコット・エサトン
坂本聖芽

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