2023.02.07

8勝28敗のレバンガ北海道、就任2年目の佐古賢一HCが双方合意の契約解除で退任

北海道を率いた佐古賢一ヘッドコーチ [写真]=B.LEAGUE
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 レバンガ北海道は2月7日、佐古賢一ヘッドコーチとの契約を双方合意の上で解除することを発表した。11日の宇都宮ブレックス戦より小野寺龍太郎アシスタントコーチがHC代行として指揮を執る。

 佐古HCは現役時代にいすゞ自動車ギガキャッツやアイシンシーホース(現シーホース三河)でプレーし、現役引退後の2013年から広島ドラゴンフライズのHC、男子日本代表のアシスタントコーチ、世代別男子日本代表のHCを歴任。2021年に北海道の指揮官に就任すると、1年目は21勝35敗、2年目の今シーズンはB1リーグ第21節終了時点で東地区最下位となる8勝28敗の成績を残した。

 退任が決まった佐古HCは、クラブを通じて「これまで支えてくださったファン・ブースターの皆さま、関わる皆さまにとって、クラブの力になることができなかったことが唯一の心残りです。チームには勝ちたいという強い気持ちをもった選手たちがいる中、自分が結果に導くことができなかったことを大変申し訳なく思っています。就任してからここまで本当に多くの応援をいただきながら、その応援に報いることができずに心よりお詫び申し上げます。今シーズンまだ試合が残っていますが、ファン・ブースターの皆さまには、ぜひチームへよりいっそうの応援を、最後にお願いさせていただきたいと思います。今後またいつかどこかで皆さまにお会いすることもあるかもしれませんが、その時はぜひ声をかけてくださると嬉しいです。これまで本当にありがとうございました」とコメントした。

 また、折茂武彦代表取締役社長は次のように説明した。

「いつもレバンガ北海道への応援をありがとうございます。このたび、シーズン途中ではありますが、佐古賢一ヘッドコーチと双方合意のもと契約を解除することとなりました。皆様には多大なご心配をおかけするとともに、今季掲げてきたチャンピオンシップ出場に関して、ここまで8勝28敗と大きく負け越している現状に心よりお詫び申し上げます」

「佐古賢一氏には、2021-22シーズンからチームの指揮をお願いし、1年目はチームの土台を創り、2年目である今季は勝負にこだわり、結果にこだわる采配をお願いしてきましたが、結果が伴わず降格圏内に位置している現状を変えるべく、今回の契約解除の決断に至りました。予算の上でも過去最高の補強をし、大きな期待を背負って臨んだシーズンではありましたが、現状を考えると今シーズンの目標であったCS出場は非常に厳しい状況であると言わざるを得ず、まずは目の前の1試合に全力で挑み、クラブが今後果たすべき役割のためにB1残留を勝ち取ることが残り24試合を戦う上で最も大事なことであるという共通認識を持つため、今季の目標をB1残留とすることを判断いたしました。当初の目標を果たせぬまま、目標を修正することとなったこと、大変申し訳ございません」

「ファン・ブースターの皆様をはじめ、ステークホルダーの皆様方には期待を裏切る結果が続いており、大変申し訳なく思っておりますが、どんな時でも変わらず応援くださる皆様のためにも結果にこだわった試合をお見せできるよう、クラブ一丸となってチームを立て直してまいります。小野寺龍太郎HC代行は、これまでもチームの戦術戦略やスカウティングにおいて役割を果たしてくれていましたが、試合の指揮を含め、一貫して進めることで、より深い理解を選手に与え、遂行度の高いチームを築いてくれることを期待しています」

「改めまして、1/29のコンサドーレコラボDAYでの強豪川崎からの勝利は、選手たちの力だけではなく、4000人を超えるファン・ブースターの皆様の応援があったからこそ、何度追い上げられても突き放すことができたと思っていますし、最後まで諦めないプレーをチームでやり続けることができたからこそ、勝利を掴み取ることができたと思っています。今シーズン残り24試合、来季以降のクラブの運命を左右する大事な試合が続いていきます。これまで以上にチームは勝利のために最高の準備をして試合に臨んでまいりますので、どうかファン・ブースターの皆様におかれましても、会場に足を運んでいただき、チームを鼓舞し、選手たちの背中を押してくださいますと幸いです。 B1残留を必ず果たすために、皆様の引き続きの全“緑”応援をよろしくお願い申し上げます」

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