2023.02.08

【川崎vs滋賀】連敗を脱出した滋賀、川崎対策はディフェンスリバウンドの確保

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダースvs滋賀レイクス(@川崎市とどろきアリーナ)
GAME1:2月10日19時5分 GAME2:2月11日16時5分

 川崎ブレイブサンダースにとっては痛い1敗になった。前節は同じ中地区で3位につける信州ブレイブウォリアーズと対戦し、GAME1は15点リードで迎えた第4クォーターにみるみる点差を縮められ、残り2分15秒の時点で一旦逆転を許す展開。残り6秒にフリースローで勝ち越し、2点差という辛勝だった。そして、GAME2は第1クォーターに31失点。その後ディフェンスで踏ん張って接戦となったが、最後の20秒で喫した4点が重くのしかかり、1点差で黒星。第1戦の勝利で地区首位に返り咲いたものの、背後に忍び寄る信州に敗れたことは今後に響きかねない。

 同じ1勝1敗でも、滋賀レイクスにとってはその1勝が貴重な白星となった。GAME1は第1クォーターの11点リードを守りきれず黒星を喫したが、GAME2は第4クォーターに最大8点差から盛り返し、5点差で制して連敗を「18」で止めるとともに、リーグ全体最下位からも脱した。加入して間もないデクアン・ジョーンズはGAME1で25得点を叩き出し、GAME2も19得点に加えて3スティールをマーク。今シーズン初の2ケタ得点となった杉浦佑成の働きも効いた。

 川崎は1試合平均のディフェンスリバウンド数がリーグ1位だが、オフェンスリバウンド数は同20位。滋賀としてはディフェンスリバウンドを取りきり、相手にセカンドチャンスを与えないことが大事だ。前節のジョーンズは2戦計9リバウンド。ディフェンスリバウンドは6本で、この数字を増やしたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
マイケル・ヤングジュニア
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
納見悠仁
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)
ケルヴィン・マーティン
テーブス海
杉浦佑成
デイビッド・ドブラス
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
デクアン・ジョーンズ
イヴァン・ブバ ※インジュアリーリスト
狩野祐介
湧川颯斗 ※特別指定
森山修斗
川真田紘也

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