2023.02.09

【秋田vs仙台】前回対戦は秋田に軍配…“東北ダービー”第2ラウンドのキーマンは仙台の青木保憲

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツvs仙台89ERS(@CNAアリーナ☆あきた)
GAME1:2月11日14時5分 GAME2:2月12日14時5分

 秋田ノーザンハピネッツは前々節に続いて前節も連勝し、“貯金”を「4」とした。2017-18シーズンにB2で顔を合わせて以来の対戦となったファイティングイーグルス名古屋に対し、GAME1は前半で47-22と圧倒。後半に得点が伸びなかったのは反省材料だが、3ポイントシュートを1本も決めさせなかったディフェンス面は貫禄の一言に尽きる。リバウンドで苦労したGAME2は後半に最大13点差から粘られたものの、最後まで逆転は許さず逃げきった。スティーブ・ザックはGAME1で10アシストを挙げ、オールラウンダーぶりを誇示している。

 対する仙台89ERS名古屋ダイヤモンドドルフィンズの地力に屈し、連勝が「3」でストップ。GAME1は第1クォーターこそ12失点だったが、その後は相手のオフェンスを止めることができず、第4クォーターに突き放された。GAME2は岡田泰希の3ポイントシュートなどで第2クォーターに得点を伸ばしたが、第3クォーターに8得点と沈黙し、その後10点差まで縮めるのが精一杯だった。GAME1で17個、GAME2で22個と、ターンオーバーの課題は依然解消できていない。

 B1では6シーズンぶりの顔合わせとなった第18節も、仙台は秋田のディフェンスに苦しみ、16個のターンオーバーを喫して完敗した。ガード陣はその数を抑えているが、前節GAME2は青木保憲が移籍後最多の5ターンオーバー。ディフェンスの圧の強い秋田との対戦を、青木は名誉挽回のチャンスにしなければならない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(HC代行:ケビン・ブラスウェル)
スティーブ・ザック
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
スタントン・キッド
ケレム・カンター
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寺澤大夢
ベイリー・スティール
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス※インジュアリーリスト
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴

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