2023.02.09

【千葉Jvs名古屋D】千葉はB1連勝記録に近づけるか…注目は富樫勇樹と齋藤拓実による司令塔対決

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

千葉ジェッツvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@船橋アリーナ)
GAME1:2月11日15時10分 GAME2:2月12日15時5分

 前節、横浜ビー・コルセアーズを破って18連勝を飾った千葉ジェッツ。GAME1では26得点の富樫勇樹がチームをけん引して98-75で快勝すると、GAME2も93-82で相手の反撃を振りきった。後半に一時逆転されたが、悪い流れを断ちきる強度の高いディフェンスが光った。

 一方、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは前節、仙台89ERSに2連勝。両日ともに後半のディフェンスが際立った。GAME1では、後半に9スティールを奪ってたたみ掛けて、90-74で勝利。スコット・エサトンが27得点をマークし、齋藤拓実が9アシストを挙げた。82-72で勝利したGAME2も第3クォーターを25-8と圧倒して、リードを広げた。

 そんな両チームによるレギュラーシーズンの対決は、2シーズンぶり。千葉JがB1の連勝記録「20」に近づくのか、それとも名古屋が止めるのか。B1トップクラスのオフェンスを司る富樫と齋藤の一挙手一投足に注目だ。

 千葉Jはリーグ最多となる1試合平均87.6得点を誇り、富樫は同14.6得点5.9アシストをマーク。対する名古屋Dはそれに次ぐ同87.5得点を記録し、齋藤は同11.8得点7.3アシストを挙げる。両チームともにディフェンスも激しいなか、司令塔がどれだけ力を発揮できるか。本人たちのマッチアップはもちろん、前節、千葉Jが横浜BCの河村勇輝に対してヴィック・ローを、名古屋Dが仙台の小林遥太に対してレイ・パークスジュニアをぶつけたように、上背のある選手をマークにつける展開も予想される。両指揮官の選手起用も楽しみだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・千葉J(HC:ジョン・パトリック)
富樫勇樹
小川麻斗
ヴィック・ロー
高橋克実 ※特別指定
二上耀
西村文男
大倉颯太
佐藤卓磨
ギャビン・エドワーズ
ラシードファラーズ
荒尾岳
原修太
ジョン・ムーニー
クリストファー・スミス
米山ジャバ偉生※特別指定

・名古屋D(HC:ショーン・デニス)
レイ・パークスジュニア
齋藤拓実
伊藤達哉
コティ・クラーク
モリス・ンドゥール※インジュアリーリスト
菊池真人
今西優斗 ※ユース育成特別枠
張本天傑
須田侑太郎
中東泰斗
中務敏宏
スコット・エサトン
坂本聖芽

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