2023.03.07

【琉球vs広島】B1最多リバウンドの琉球に、220センチのカイ・ソットを迎えた広島が挑む

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

琉球ゴールデンキングスvs広島ドラゴンフライズ(@沖縄アリーナ)
3月8日19時35分

 リーグ戦6連勝で西地区2位の琉球ゴールデンキングスは、バイウィーク期間中に出場した東アジアスーパーリーグ「EASL Champions Week」を4位でフィニッシュ。若手ビックマンの活躍が収穫になった。ケガから復帰した207センチの渡邉飛勇が奮闘し、アジア特別枠として新加入した202センチのカール・タマヨも台北富邦ブレーブス戦で13得点を挙げた。

 一方、広島ドラゴンフライズはアジア特別枠として220センチのカイ・ソットを新たに獲得。西地区3位につけるが、リバウンドがリーグ23位となる1試合平均34.8本にとどまり、91-99で敗れた群馬クレインサンダーズとの前節GAME2もディフェンスリバウンドが課題になった。B1最長身のビックマンは、ゴール下の攻防で起爆剤として期待される。

 そんな両チームによる地区上位対決は、今シーズン2度目。前回は第5節に対戦して80-73で広島へ軍配が上がったが、今回の戦力補強でお互いにパワーアップした。リバウンド争いと、3ポイントシュートの成功数が勝敗のカギを握りそうだ。

 琉球はB1最多となる同42.5本のリバウンドを数えて、ジャック・クーリーがその稼ぎ頭を務める。渡邉やタマヨがクーリーなどの負担を減らせれば、チームがゴール下で主導権を握る時間帯も長くなるはず。岸本隆一今村佳太などが思いきり3ポイントシュートを打てる効果も高まりそうだ。

 しかし、広島もカイに加え、201センチのドウェイン・エバンスや208センチのケリー・ブラックシアー・ジュニアを同時起用すれば、リバウンドで琉球に対抗できる強力な布陣が整う。辻直人寺嶋良のシュート力も存分に活きそうだ。課題克服となれば、今節の順位逆転も見えてくるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・琉球(HC:桶谷大)
須藤春輝※ユース育成特別枠
ジョシュ・ダンカン
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太
平良宗龍※特別指定
岸本隆一
松脇圭志
田代直希
今村佳太
カール・タマヨ
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
カイ・ソット
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ

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