2023.03.14

【広島vs京都】カイ・ソット加入で高さを増す広島に、2連勝中の京都が挑む

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズvs京都ハンナリーズ(@広島サンプラザホール)
3月15日19時5分

 広島ドラゴンフライズは前節、琉球ゴールデンキングスに78-86で敗れ、バイウィークを挟んで2連敗を喫した。ただ、220センチのカイ・ソットが10得点3ブロックでBリーグデビューを飾り、課題のリバウンド争いでチームの力になったほか、ジャック・クーリーを5得点に封じるなど、インサイドの攻防で厚みをもたらした。

 一方で、京都ハンナリーズは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに74-71で競り勝ち、バイウィークを挟んで2連勝を引き寄せた。司令塔の久保田義章が欠場するなか、マシュー・ライトが15得点9アシスト5リバウンドと活躍を見せ、ルーキーの小西聖也による土壇場の好守も光った。

 そんな両チームは、第8節に対戦して81-74で広島に軍配が上がった。ドウェイン・エバンスケリー・ブラックシアー・ジュニアがそろって活躍し、ペイントエリアの得点で20点差をつけた。アジア特別枠選手のソット加入によって2人の外国籍選手と同時起用ができるだけに、高さの優位性は以前にも増して武器になる。京都の強みである3ポイントシュートをタフショットへ追い込み、リバウンドを拾えれば、連敗ストップへ近づきそうだ。

 対する京都はそのリバウンドが連勝更新のカギだろう。前節、セカンドチャンスポイントで22得点を失っただけに、シェック・ディアロジェロード・ユトフエペ・ウドゥのみならず、ガードやフォワード陣も含めて球際でファイトできるか。ビックマンがボックスアウトを徹底して相手を飛ばせず、ライトや小西、満田丈太郎などがボールを回収し、チームで連携してマイボールにできるか注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
カイ・ソット
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ

・京都(HC:ロイ・ラナ)
ジェロード・ユトフ
水野幹太
小西聖也
マシュー・ライト
小澤智将
久保田義章
青木龍史
満田丈太郎
トビンマーカス海舟
シェック・ディアロ
ザック・モーア
益子拓己 ※特別指定
小室昂大
エペ・ウドゥ

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