2023.03.16

【富山vs滋賀】B1残留に向けた直接対決…ゲーム差「2」で迎える最初で最後の戦い

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

富山グラウジーズvs滋賀レイクス(@富山市総合体育館)
GAME1:3月18日16時5分、GAME2:3月19日13時5分

 B1残留圏内に踏み止まるリーグ全体22位の富山グラウジーズと、B2自動降格圏となる同23位の滋賀レイクスが、最初で最後の直接対決を迎える。ゲーム差「2」は広がるのか、縮むのか。

 富山は前節、信州ブレイブウォリアーズに66-80で敗れ、9連敗を喫した。加入2戦目のマイルズ・ヘソンが18得点を挙げ、ノヴァー・ガドソンも20得点を記録。ジョシュア・スミスも前々節の復帰戦に続き2ケタ得点をマークしたが、チームは前半だけで15個のターンオーバーを犯して苦しんだ。

 新戦力、ケガ人が戻るなか、発展途上の富山にとって、今は生みの苦しみがあるはず。スミスを起点にインサイドを強調する展開と、ヘソンやガドソンを中心としたアウトサイドから仕掛ける展開が機能すると、大きな武器になる。強みを活かすためにも、まずは試合序盤に我慢強く戦えるか。

 一方、滋賀も前節、大阪エヴェッサに71-101で敗れた。イヴァン・ブバが復帰2戦目で21得点をマークし、テーブス海とのホットラインも開通させたが、前々節の島根スサノオマジック戦のように序盤から苦戦。ミスを連発して18個のターンオーバーを犯し、オフェンスリバウンドを奪われて失点を重ねた。

 富山同様、滋賀も前半の試合運びを改善したい。特に、オフェンスの爆発力ある富山にチームディフェンスを機能させられるか。スミスのマークが予想されるイヴァン・ブバはファウルトラブルに警戒しながら、川真田紘也などと食い止めたい。ヘソンやガドソンにはデクアン・ジョーンズや、杉浦佑成の好守が期待される。

文=大橋裕之

■ロスター
・富山(HC代行:高岡大輔)
小野龍猛
ファイサンバ
飴谷由毅
野﨑由之
ブライス・ジョンソン※インジュアリーリスト
水戸健史
喜志永修斗※特別指定
浦野泰斗
松井啓十郎
上田隼輔
マイルズ・ヘソン
ノヴァー・ガドソン
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)
ケルヴィン・マーティン
テーブス海
杉浦佑成
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
デクアン・ジョーンズ
イヴァン・ブバ
狩野祐介
湧川颯斗 ※特別指定
森山修斗
川真田紘也

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