2023.03.21

【川崎vs富山】貴重な1勝を挙げた富山、新戦力の3人が川崎に敢然と立ち向かう

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダースvs富山グラウジーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
3月22日19時5分

 前々節の敗戦で中地区首位から転落した川崎ブレイブサンダースが、その座をすぐに取り戻した。前節の群馬クレインサンダーズ戦、GAME1は第1クォーターを8失点に抑えると、第2クォーター、第3クォーターはいずれも30得点で着実にリードを広げ、20点差で快勝。クロスゲームとなったGAME2も、第4クォーターで13失点とディフェンスを締めて勝ちきった。2戦を通じてフリースローで得点を重ねたことも勝因の一つだ。勝率5割を切るチームとの対戦が続く今節からの6試合は、首位固めのチャンスだ。

 対照的に、B1残留に向けて佳境に入っている富山グラウジーズは、過去にも残留争いを演じた滋賀レイクスとの重要な連戦に臨み、GAME1は黒星。外国籍選手の3人がいずれも20得点以上をマークしたが、第2クォーターの32失点が響いた。しかし、GAME2は晴山ケビンが貴重な3ポイントシュートを4本成功。第3クォーターに33失点を浴びながらも、粘る相手を振りきった。得失点差が「0」だったことがこの2試合の激しさを物語るが、富山にとっては滋賀に勝率で並ばれるのを防いだことが大きい。

 まだまだ崖っぷちの戦いが続く富山としては、前節GAME2の勝利で好転したムードをできるだけ長く持続させる必要があり、精神面の強さが問われる。そして、23点差で完敗した第11節の時点でまだ加わっていなかったノヴァー・ガドソンマイルズ・ヘソン喜志永修斗が川崎に脅威を与えることができるか。

文=吉川哲彦

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
マイケル・ヤングジュニア
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
納見悠仁
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・富山(HC代行:高岡大輔)
小野龍猛
ファイサンバ
飴谷由毅
野﨑由之
ブライス・ジョンソン※インジュアリーリスト
水戸健史
喜志永修斗※特別指定
浦野泰斗
松井啓十郎
上田隼輔
マイルズ・ヘソン
ノヴァー・ガドソン
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

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