2023.03.21

【京都vs琉球】連敗を止めたい京都は水野幹太の得点に期待…10連勝中の琉球はライトに要警戒

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

京都ハンナリーズvs琉球ゴールデンキングス(@京都市体育館)
3月22日19時5分

 3連敗中の京都ハンナリーズだが、前節の千葉ジェッツ戦を全員で食い下がった。91-93で惜敗したGAME1では、先発の小澤智将が3本の3ポイントシュートを成功させ、チームは延長戦まで戦った。62-83で敗れたGAME2も15個のターンオーバーは悔やまれるが、小西聖也などのガード陣、フォワード陣も球際で戦い、セカンドチャンスポイントによる失点を9点にとどめた。

 そんな京都は、第11節で琉球ゴールデンキングスと対戦し、65-81で敗戦。ただ、第1クォーターだけ6個のターンオーバーを犯し、セカンドチャンスポイントで21失点と、原因がはっきりしており、前節の課題と同じ轍を踏まなければ、連発ストップも近づくはず。さらにバイウィーク明け、小澤や小西など控え選手たちが活躍しているだけに、今節は4戦無得点の水野幹太が続きたい。

 対する琉球は前節、信州ブレイブウォリアーズを相手に2連勝を飾った。カール・タマヨが初先発して、2名の外国籍選手とのビックラインナップを形成し、帰化選手のジョシュ・ホーキンソンを擁する信州に対抗。81-66でGAME1を制すると、GAME2は69-58の逆転勝ち。ポイントガードの選手層が薄いなか、岸本隆一がチームに流れをもたらした。

 琉球は連勝を「10」に伸ばして、アウェーに乗り込む。この間、80失点を超えた試合がわずか一度という安定感のあるディフェンスで、今節はリーグ5位の3ポイントシュート成功率を誇る京都を苦しめられるか。前回対戦で1分17秒の出場のみだったマシュー・ライトは要警戒だろう。牧隼利の欠場が長引けば痛手になるが、今村佳太松脇圭志をはじめ全員でカバーしていきたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・京都(HC:ロイ・ラナ)
ジェロード・ユトフ
水野幹太
小西聖也
マシュー・ライト
小澤智将
久保田義章
青木龍史
満田丈太郎
トビンマーカス海舟
シェック・ディアロ
ザック・モーア
益子拓己 ※特別指定
小室昂大
エペ・ウドゥ

・琉球(HC:桶谷大)
須藤春輝※ユース育成特別枠
ジョシュ・ダンカン
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇※インジュアリーリスト
松本礼太
平良宗龍※特別指定
岸本隆一
松脇圭志
田代直希
今村佳太
カール・タマヨ
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

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